寒天

白サトー
クリ つぶしてこしたもの
一本
三合
百二十匁
八十匁

くり水にて洗ひなべに入れ水をたっぷりとそゝぎ入れて三十分間位火にかけて柔らかになってからざるに移して水気を切り一粒づゝほー丁にて切り開いて中のくりをとり出しうらごしにかけてこして置きます 寒天は二三時間水の中につけてふやかしてから水気をしぼり細かくちぎってきれいななべに入れ三合の水を加へて強火にて煑とかし白サトを全部加へ時々しやもじにてかきまハしながらかたまりを煑とかし四五分間の後火から下ろし前のクリを入れ毛ぶるひを通してかすを取り去り再びなべに入れて火にかけかきまハして十五分間位ねり合せなべのそこを水の中にひたし少しさめてから五寸角位の重ばこに入れてかためます