くり中位のもの
さつま芋
砂糖
口なし
粉ハ茶さじ一杯
水あめ 塩
三合
五匁
五匁
三コ
 
少々ずつ

くりは皮をむきなべに入れ水を四合と口なしのきざんだのを入れ中火にかけ煮立ちましてから水大さじ一杯ずつ五、六回さしましてつまやうじがさゝる位になってからなべを下ろし■まく 二、三分間むしてざるに上げきれいな水の中に入れて口なしを洗ひ落し再びざるに上げて水気を切って置きます 次にさつま芋は皮をむきワ切りにして柔かくなる迄むし暖い内にうらごしにかけて置きます なべに砂糖を全部入れ水一合位加へて五、六分間煮つめましてから前のゆでて有る栗を入れ二、三分中火で煮てから其くりを外の器にうつし前のさつま芋を入れ火にかけ木じやくしでまぜながら五、六分間ねり水あめ大さじ一杯を入れ其中(最後)にくりを入れてざっとかきまぜてなべを下ろします
口なしを入れてゆでるのは栗の色をよくするため 水あめはてりを出すため

八、十一、十五