寒すゞめ
こなざんしよー
みりん しょーゆ
さとー
八ツ頭
干出し
ゆずの皮
五ワ
茶一
 
少々づゝ
百匁
一合
少々

寒すゝめは毛ぬきをして紙をもやして毛やきをする
背からほー丁を入れて開いて中のものを取り出します
足を切り落し一ワを二つに切って骨をかるくたゝきます
頭は目丈取り後は其まゝつけて置きます
みりん一勺しょーゆニ勺こなさんしょー茶一杯をませた中ニ二三時間つけて置きます かなあみにのせてつけ汁をかけなからやき上けます 之を中皿につけて手前に頭のふくめにをつけ合せます
八頭の皮をむきてきゝに切りさっとゆでぬめりを洗ひ之をふかなべにうつしに出し一合みりん二勺しょーゆ茶二 茶大一を入れて弱火で静かににふくめるのです
芋かやわかくなり汁の煮つまりました時にさとー大一杯を入れてしばらくにてよく味がしみましたら火を止めて十分間位置きすゝめのさんしょーやきの前の方に形よくもりゆずのをそぎましたものをのせて供します パラヒン紙をかふせてにるとくづれないでよく出来上ります