一月一日（月） 晴 暖
紘一郎來る。
一日中家にいる。
連合赤軍の森恒夫自殺。
陽子へ電話。
受信 年賀状
一月二日（火） 晴 暖
午後、皆でソフィアへ行く。
三人去る。
年賀状を書く。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月三日（水） 晴 寒
昨夜、ねむれず。
延世、おじいちゃんの集り（三タカ）へ行く。
午後、花壇まで。
年賀状を書く。
和幸、沖縄へ行くよし。
受信 年賀状 和郎
発信 年賀状
一月四日（木） 晴 寒
午後、ソフィアまで。
昨夜、珍しくよくねむる。
年賀状を書く。
受信 年賀状
発信 年賀状 和郎
一月五日（金） 曇 寒
午後、散歩。
年賀状を書く。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月六日（土） 曇 寒
午後、新宿。紀伊國屋へよる。診療所へ。
年賀状を書く。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月七日（日） 雨 寒
風波強し。
午後、マーケットまで。
年賀状を書く。
昨日から今日にかけてよくねむる。
大相撲始まる。
東京の初雪。
発信 年賀状
一月八日（月） 晴 寒
昨夜もよくねむる。
夕方、後藤のり子さんの所へ。
楓から電話。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月九日（火） 晴 暖
午後、美大。ドイツ観念論、「カントとシラー」まで。京都、陽子へ電話。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月十日（水） 晴 暖
午後、マーケットまで。買物。
年賀状を書く。おおむね終了。
社大へ電話。
受信 年賀状 飯田栄子
発信 年賀状
一月十一日（木） 晴 暖
午後、社大。「鴎外」終り。
受信 竹村美㐂治 社会思想社
発信 社会思想社 年賀状
一月十二日（金） 晴 寒
午後、東海、D、B。パスカル伝まで。二部、八四ページまで。
吾作へ行く。石倉、豊島、玉置。
受信 紫雲寺
一月十三日（土） 曇 寒
夕方、延世と「二見」へ行って、うなぎをたべる。
元浜君から「マルクスの自然」着。
一月十四日（日） 晴 寒
「細？田」で天ぷらをたべる。
三徳で買物。
発信 元浜清海
一月十五日（月） 雪 寒
午後、延世といっしょに中村さんの所へ行く。紘一郎の件等。
寒し。
受信 年賀状
一月十六日（火） 晴 寒
午後、美大。十九世紀。次はニーチェ。吉祥寺まで自動車に便乘。
美大の学生、大いによろし。
受信 猪野謙二
一月十七日（水） 曇、雨 寒
午後、東海。A、パスカル伝まで。C、パスカル、ニーチェ、ゲーテ等。
一月十八日（木） 小雨 寒
午後、社大。精（旧字に）神分析。つぎは一二一ページから。文学ゼミ、「外？」について。
受信 森田靜夫
一月十九日（金） 晴 暖
午後、東海、D.B。出欠だけ。
二部、シラー、ニーチェ等。
関家等と原宿へ。日銀さんの件。
一月二十日（土） 晴 寒
夕方、マーケットまで。買物。
東海、二十四日休講。
関家へ電話。
陽子へ電話。明日來流。
延世、血圧、一五〇-一〇〇。
発信 東海
一月二十一日（日） 晴 暖
午後、小田原へ。陽子、ひろ子と來る。山崎団地へ連れて帰る。
祐二郎來流。日銀さんの件。
琴桜、十四勝一敗で優勝。
一月二十二日（月） 曇 寒
午後、陽子、ひろ子と外出。銀行、郵便局、花壇。町田へ。ジロー。定期を買う。
関家から電話。日銀さんの件。明日会う。
一月二十三日（火） 曇 暖
午後、美大。ニーチェ、マルクス。今日で終講。
「ながい」で関家、日銀さんに会う。大信州へ行く。
一月二十四日（水） 曇 暖
午後、郵便局。買物。
ニクソン放送。ヴェトナム戦争停止。
陽子、兒玉病院へ。順調。花壇のマダムに報告。
琴桜、横綱となる。
発信 清水書院
一月二十五日（木） 曇 暖
午後、社大。雑談で終り。これで今学年の授業は終り。
和幸、文子來る。
一月二十六日（金） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて花壇まで行く。買物。
受信 美大
一月二十七日（土） 晴 寒
国会開会。田中総理の演説を聞く。
パリでヴェトナム停戦調印。
午後、陽子、ひろ子と花壇へ行く。買物。
発信 美大 森田靜夫
一月二十八日（日） 晴 寒
午後、「ソフィア」まで。
紘一郎へ電話。
一月二十九日（月） 晴 寒
氷奌下〇．四度。この冬初めての氷奌下。
午後、ひろ子をつれて「花壇」へ。買物。
受信 法律文化社 樽の会 紫雲寺
発信 法律文化社
一月三十日（火） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて「ソフィア」へ。買物。
一月三十一日（水） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて「花壇」へ。買物。ひろ子、すこぶる元気。
昨夜よくねむれず。身体の調子悪し。
能智さんへ電話。
美大から答案着。
受信 八王子税務署 法律文化社
二月一日（木） 晴 暖
一日中家にいる。昨夜もよくねむれず。しかし、今日の方が調子はいい。
受信 額田雄次
二月二日（金） 晴 寒
午後、銀行。陽子、ひろ子といっしょに新宿へ。小田急百貨店、伊勢丹へ。
受信 週間読書人
二月三日（土） 晴 寒
午後、伊勢丹。陽子から紘一郎へのお祝いを送らせる。
三時学士会館。小林、関家、豊島、石倉。原案を作る。出雲そば、杋へ。
二月四日（日） 晴 暖
午後、陽子、ひろ子と「ソフィア」へ。買物。
延世、栗をもってくる。
雜用。
後藤紀子さんへ電話。
発信 檜の会
二月五日（月） 曇 寒
午後、陽子、ひろ子といっしょに「花塩」へ。買物。
淸水へ速達。
社大から答案着。
発信 淸水書院 檜の会
二月六日（火） 曇 暖
午後、町田へ。「歴史思想集」なし。相沢さんに会う。
法律文化社から再校着。
「女性手帳」の「鴎外」を聞く。
二月七日（水） 晴 寒
午後、新宿。伊勢丹で「かき」を買う。
二月八日（木） 晴 寒
氷奌下一・二度。
午後五時、マロニエへ。後藤さんに会う。「富の茶屋」の檜の会へ出る。十二時帰宅。
後藤紀子、井上重信から電話。
受信 法律文化社 平凡社
二月九日（金） 晴 寒
大野敏英、二月五日死去。
午後、花壇まで。会津の漬物を買う。
「鴎外」を五日間聞く。
氷奌下一・九度。厳寒。
「住所録」終り。
「哲学講義」の校正をみる。
受信 平凡社 国民文化会議
二月十日（土） 晴 寒
夕方、「ソフィア」まで。
「哲学講義」の校正を送る。
東海から答案着。
美大の答案をみる。
受信 理想社
二月十一日（日） 曇 寒
午後、美大の答案をみる。終了。
陽子、ひろ子と花壇へ。買物。
奌数の帯の切取り。厄介な仕事。
二月十二日（月） 晴 寒
美大の奌数を送る。
午後、花壇まで。買物。
淸水書院へ電話。印税の件。
受信 関家新助
二月十三日（火） 晴 寒
午後、陽子、ひろ子と「ソフィア」へ。買物。
関家君から電話。
ドル一〇％切下げ。円変動制。
平凡社から「小百科」着。
社大の答案をみる。あとは東海。
太陽銀行と神戸銀行合併。
二月十四日（水） 晴 暖
東海二部の答案をみる。社大、東海両方の奌数表を送る。
午後、陽子、ひろ子とマーケットまで。
誕生日のお祝。スキヤキ。
東海一部の答案をみる。
二月十五日（木） 晴 暖
午後、散髪。
答案をみる。
二月十六日（金） 晴 暖
午後六時、労音会館へ。「ジョニーは戦場へ行った」をみる。
東海の答案をみる。
受信 社大
発信 社大
二月十七日（土） 曇 暖
午後五時、出雲へ。小松グループ。九名出席。玉置、相沢と新宿、町田へよる。
二月十八日（日） 曇 暖
午後、家中で小金井へ行く。
関家君へ電話。
二月十九日（月） 雨 寒
午後、銀行、郵便局、花壇。
陽子、女兒出産
夜、雄次さんへ電話。
東海の答案をみる。終り。
受信 淸水書院
発信 淸水書院
二月二十日（火） 曇 寒
午後、花壇。買物。
林、紘一郎、祐次郎へ電話。陽子の件。
東海の追試の答案着。すぐみて送る。
二月二十一日（水） 曇 寒
午後、ソフィアへ。
宮川透へ電話。
梅が咲いた。
二月二十二日（木） 雨 寒
午後、兒玉病院へ。道を間違える。
二月二十三日（金） 晴 暖
午後、ひろ子をつれて花壇へ。買物。
二月二十四日（土） 晴 寒
陽子、退院、帰宅。
午後、荻窪の診療所へ行く。
二月二十五日（日） 晴 寒
氷奌下〇・九度。
ひる頃、雄次さん來る。とんぼ返り。
夕方、練馬の姉さん來る。
二月二十六日（月） 晴 寒
午後、花壇まで。
電話番号の引きうつし。
二月二十七日（火） 晴 寒
午後、銀行。市役所へ。税金を拂う。宝永堂で「カント」を買う。
受信 檜の会
二月二十八日（水） 曇 暑
午後、ひろ子をつれて花壇へ。
夜、紘一郎、敬來る。
関家君から電話。京都行の件。
三月一日（木） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて花壇へ。
電話番号の引写し終り。
昨夜、今夜玉置さんへ電話。不在。
三月二日（金） 曇 寒
午後、市役所へ。「紀子」の届出をする。
井上（京都）へ電話。関家君へ電話。玉置君から電話なし。
三月三日（土） 曇 寒
午後、ひるね。
玉置から連絡なし。
三月四日（日） 曇 寒
午後、ひるね。花壇まで。
安田さん、お祝いに來る。
発信 井上重信
三月五日（月） 晴 寒
寒波襲來。
午後、ひろ子をつれて花壇へ。
三月六日（火） 晴 寒
氷奌下〇・八度。
午後、ひろ子をつれてソフィアへ。
三月七日（水） 曇 寒
菊池さん、額田さん、お祝【旧字に】いに來る。
夕方、マーケットまで。
三月八日（木） 晴 寒
玉置君から電話。京都行きの件。
午後、花壇まで。
おそく、雄次來る。
「人間論」の切り取りをはじめる。
三月九日（金） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて花壇まで。買物。
井上（京都）から電話。
玉置、実家へ電話。
受信 河内順子
三月十日（土） 曇 寒
午後、診療所へ。長谷川先生不在、薬を貰って帰る。
玉置から電話なし。
雄次來る。
延世、確定申告を書く。
受信 東海
三月十一日（日） 曇 暖
午後、ソフィアまで。
玉置から電話。京都行、二十六、七日。
雄次去る。
関家から電話。明日、茂夫さんの送別会。
大相撲始まる。
三月十二日（月） 雨 寒
午後六時半、社大へ。「まつしま」へ。小松茂夫の送別会。七名。
三月十三日（火） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて「ソフィア」へ。買物。
確定申告を送る。
発信 東海 河内順子
三月十四日（水） 曇 寒
午後、ひろ子をつれて花壇へ。買物。
法律文化社、理論社へ電話。
三月十五日（木） 曇 寒
夕方、町田まで。本屋へよる。「マルクス・エンゲル」無し。
東海から教科書の件。時間割の件。
受信 法律文化社 東海
発信 法律文化社 東海
三月十六日（金） 曇 寒
午後、ソフィアまで。買物。
関家君へ電話。
「唯物論と弁論法」着。
三月十七日（土） 晴 寒
午後、ひろ子をつれてソフィアへ。
東海から電話。
三月十八日（日） 曇 寒
午後二時、東海。卒業式。パーティ。のち、小林といっしょに吾作へ。
玉置、関家へ電話。
三月十九日（月） 晴 寒
午後、休養。
八時半、町田の千秋へ。玉置、相沢に会う。
三月二十日（火） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて「花壇」へ。
水俣病裁判判決。
昨夜、よくねむれず。
発信 東海 社大 美大
三月二十一日（水） 曇 暖
午後、百枚來る。
昨夜もよくねむれず。
発信 法律文化社
三月二十二日（木） 晴 暖
午後、ひろ子をつれて花壇へ。さしみを買う。
関家から電話。
受信 法律文化社
三月二十三日（金） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて花壇へ。買物。
関家君から電話。
三月二十四日（土） 曇 暖
一日中家にいる。
祐次郎から電話。
二二度。
受信 鶴川局 住？支生命
三月二十五日（日） 晴 寒
午後、ソフィアまで。うどんを買う。祐二郎來る。
京都行の用意。
北の富士、十四勝一敗で優勝。十回目。
三月二十六日（月） 晴 寒
一時半、小田原。関家君と会う。四時四十分京都着。三吉野へ。玉置さん來る。三人で京都の街へ。
井上君三吉野へ來る。
受信 社大 橋本 美大
三月二十七日（火） 晴 暖
午前、井上君が迎えにくる。法律文化社へ。陽子へ電話。
午後、皆で清水、サガへ。玉置さんと六盛へ。
三吉野へかえる。
「哲学講義」出來る。
三月二十八日（水） 曇 暖
ひる頃、法律文化社へ。社長に会う。
午後三時京都、六時小田原。七時半帰宅。紘一郎來ている。
雜用。
受信 檜の会
発信 社大
三月二十九日（木） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて花壇へ。買物。
三月三十日（金） 曇 暖
午後、ソフィアまで。
関家、玉置へ電話。
久美堂から電話。
井上へ電話。目次のミスの件。
三月三十一日（土） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて町田へ。旧微動。大丸のすべり台。
受信 東海
四月一日（日） 曇 暖
午後、マーケットへ行って買物。
美㐂治から電話。
雄次來る。
発信 哲学会 東海 檜の会
四月二日（月） 曇 暖
午後、マーケットへ行って買物。
井上、中里、社大から電話。
紘一郎へ電話。
発信 関家新助
四月三日（火） 曇 寒
朝、ひろ子ら出発。夜、呉着。
午後、ソフィアまで。
四月四日（水） 雨 寒
午後、花壇まで。
四月五日（木） 雨 寒
一日中家にいる。
選抜高校野球準決勝をテレビでみる。作新一−二広商。鳴門工一−四横浜。
紘一郎へ電話。諏訪の件。
受信 社大
四月六日（金） 晴 寒
午後、花壇まで。買物。
東海から電話。時間割の件。
高校野球、横浜三−一広商。横浜優勝。
四月七日（土） 晴 暖
午後、荻窪の診療所へ。
櫻が咲く。
四月八日（日） 晴 暖
昨夜、よくねむる。
午後、花壇まで。
関家君、玉置君から電話。
二三・二度。
四月九日（月） 曇 暖
午後、銀行、郵便局、花壇。一旦家へ帰る。
六時半、千秋。相沢、玉木似合う。「精神科学の諸問題」の件等。
四月十日（火） 雨 冷
十一時二六分のロマンス・カー。美大。教科書未着。「風土」「いき」その他。小西君と同時間。
四月十一日（水） 晴 暖
午後、東海。C.A。「風土」「いき」その他。教科書未着。
四月十二日（木） 曇 暑
二六・六度。
午後、郵便局。散髪。
関家から電話。「続日本の思想」の件。
散髪。
発信 井上重信 学士会
四月十三日（金） 曇 暖
午後、東海。B.D、雜談。きしめんをたべる。
二部、「哲学入門」着。「哲学を学ぶ人びとのために」。
金曜も淋しくなった。法学の鈴木先生と同日となる。
四月十四日（土） 曇 暖
公式戦はじまる。ヤクルト一〇−五巨人。大洋三−一阪神。
四月十五日（日） 雨 寒
一日中家にいる。
呉へ電話。
四月十六日（月） 雨 寒
午後、社大。文学ゼミ、一人。関家君と大信州へ。
中国代表団着。
受信 関家新助 国民文化会議 陽子
四月十七日（火） 晴 暑
午後、ソフィアへ。買物。
国鉄ストのため美大休み。
四月十八日（水） 晴 冷
午後、東海、C.A。「まえがき」について。
四月十九日（木） 晴 暖
午後、マーケットまで。買物。
四月二十日（金） 晴 暖
井上、相沢から電話。
午後、東海、B、D合併。（「まえがき」）二部八ページの途中まで（「契機」まで）。
四月二十一日（土） 雨 暖
午後三時、目黒の雅叙園へ。東海の会議とパーティ。
六時、出雲そばへ。「哲学講義」の前祝。八時すぎ散会。出席八名
四月二十二日（日） 晴 暖
午後、町田へ行って定期を買う。本屋を歩く。
巨人三−六大洋。平松三勝。大洋トップ。
四月二十三日（月） 晴 暑
午後、社大ゼミ。十五、六名。漱石伝の前半。のち、乙羽へよる。
大洋二−一巨人。大洋二勝一敗。
陽子から電話。
四月二十四日（火） 曇 冷
午後、美大。順法闘爭のためおくれる。「哲学を学ぶ人びとのために」。出席多し。
関家君へ電話。
四月二十五日（水） 晴 暖
国電とまり、東海へ行けず。
午後、ソフィア。買物。
今日から一週間休みということになる。
四月二十六日（木） 曇 暖
午後、花壇。買物。
国鉄スト。東海から電話。
四月二十七日（金） 曇 冷
午後、町田へ。
国鉄スト、やま。
受信 美大
発信 美大
四月二十八日（土） 曇 暖
午後、六時、東大。カント・アーベント。斎藤と万里へよる。
四月二十九日（日） 曇 暖
午後、ソフィア。買物。
四月三十日（月） 晴 暖
ふりかえの休み。
午後、花壇まで。買物。
兄弟会のこと。中村、醇郎、祐次郎、和郎へ電話。五月五日。
受信 日哲
五月一日（火） 曇 暖
午後、美大。「契機」まで。今年の学生は熱心。
紘一郎へ電話。
五月二日（水） 雨 冷
小田急脱線事故。おくれて東海へ。C.A、雜談。
五月三日（木） 曇 暖
午後五時、「ながい」へ。中里、後藤に会う。
ラジオを聞く。大洋九−二巨人。
発信 唯研
五月四日（金） 曇 冷
午後、花壇まで。買物。
ラジオを聞く。大洋五−三ヤクルト。
受信 谷？？
五月五日（土） 晴 暖
午後四時、学士会舘。兄弟会、七人。
五月六日（日） 晴 暖
昨夜、ねむれず。
一日中外出せず。
五月七日（月） 晴 暖
午後、社大、文学ゼミ。十五、六名。漱石伝後半。
六時、私学会舘へ。美大のパーティ。
受信 本田修郎 林和幸
五月八日（火） 雨 冷
昨夜ねむれず。美大休講。本年度はじめての休講。午後、よくねむる。
一日中外出せず。
受信 河内順子 岩波
五月九日（水） 雨、曇 冷
午後、東海、C.A.一〇ページ、三行目まで。
五月十日（木） 雨 冷
午後、ソフィア等。買物。
陽子、春日、田代から電話。
受信 信毎
発信 日哲
五月十一日（金） 晴 冷
午後、東海、B。Dは現代文明論にとられる。一人の学生とチロルへ。
二部、アポロン型とディオニソス型。
発信 井上重信
五月十二日（土） 晴 暖
午後、診療所へ。
発信 信毎
五月十三日（日） 晴 暖
午後、長唄の会へ行く。九段下の工業会館。
日銀さんから電話。集りは木曜。
大相撲始まる。
大洋五−一阪神
五月十四日（月） 晴 暖
社大、学生大会。
午後、花壇。町田へ行って、やきとりを買う。
五月十五日（火） 晴 暖
午後、美大。ディオニソス、アポロン。鴎外、漱石。
五月十六日（水） 曇 暖
午後、東海、C.A。毛沢東、中国その他。つぎは「道徳と不道徳」から。
五月十七日（木） 雨 冷
午後、原宿へ。社大学生会館へ。文学ゼミの納めの会。
五月十八日（金） 曇 暖
午後、東海。B、「道徳と不道徳」等。D、毛沢東等。つぎは「三つの側面」から。
石倉君とやきとり屋へ行く。
「日本及日本人」着。
二部、ピタゴラス。
五月十九日（土） 曇 暖
午後、大正大学へ。日哲大会。パーティに出る。
五月二十日（日） 曇 暑
午後、花壇へ。買物。
大洋十五−７中日。大洋首位。平松、頭にデッド・ボール。
発信 日本及日本人
五月二十一日（月） 晴 暖
午後、社大。「ファウスト」の話その他。
京都の井上から電話。
玉置さんへ電話。
大洋、中日に三連勝。
五月二十二日（火）曇 暖
午後、美大。ピタゴラス、クセノファネス。つぎは「アテネ時代」。
関家君へ電話。
五月二十三日（水） 曇 寒
午後、東海、C.A。「三つの側面」、大山眞男まで。
紘一郎、陽子から電話。
五月二十四日（木） 晴 冷
午後、花壇。買物。
玉置氏から電話。
五月二十五日（金） 晴 暖
休講。ここらで一休み。
午後、町田へ。
関家、玉置へ電話。
巨人一−二大洋。延長十回。おもしろい試合。大洋、八連勝。
五月二十六日（土） 晴 暑
午後、診療所へ。血圧、一〇づつ下る。一七〇−一〇〇。
大洋二−九巨人。巨人がうっぷんをはらしたような試合。
輪島、優勝決定。
五月二十七日（日） 晴 暑
輪島、全勝優勝。
午後六時、ジローへ。関家、相沢、小松、玉置。やきとりやへ行く。今後の相談。
巨人、昨日から突然変異のように強くなった。
五月二十八日（月） 曇 暑
午後、社大。一人一人報告させる。
五月二十九日（火） 晴 暖
午後美大。？？？？？？？？？？
？？？？？？？（読めない）
五月三十日（水） 晴 暑
骨のふしぶしがいたむ。身体が動かない
玉置、関家から電話。
井上へ電話。
東海、休講。
昨日から今日にかけてよくねむる。
五月三十一日（木） 曇 暑
昨日よりはよろし。
小林へ電話。
六月一日（金） 曇 暖
昨日よりはよろし。
東海、休講。
大洋五−三巨人。江藤（三）、松原（二）の二ホーマー。
六月二日（土） 曇 冷
昨日よりよろし。日毎に少しづつよくなる。
玉置、相沢へ電話。今日、明日ミーティングに欠席。
大洋五−七巨人
波江さんから電話。
六月三日（日） 晴、夕立 寒
関家、石倉から電話。今日のミーティング中止。
大洋四−五巨人。青田用法誤算。
ヒゲをそる。
食欲なし。胃悪し。
夜、久しぶりで「うどん」をたべる。少し食欲が出てきた。
六月四日（月） 晴 冷
ようやく今日は元気がいい。
社大休講。
井上へ電話。
ガス屋、風呂の修繕にくる。
六月五日（火） 曇 暖
午後、はじめて外へ出る。銀行、花壇、ソフィア、かたの、薬屋。
太陽、一八〇、二〇九。
美大休講。
久しぶりで風呂に入る。
六月六日（水） 雨 冷
午後、市役所へ行く。健保を拂う。厚生課で老人登録。
二見でうなぎを食べる。
雜用一段落。
まだセキが出て、食欲があまりない。
水、金、東海休講。
受信 法律文化社
発信 法律文化社
六月七日（木） 雨 冷
一日中家にいる。
関家、相沢へ電話。
六月八日（金） 曇 暑
午後、花壇。買物。
相沢へ電話。
「マルクスのことば」増刷二千。
受信 社会思想社
六月九日（土） 曇 冷
午後、荻窪の診療所へ。今流行のインフルエンザのよし。
関家君から電話。十五日、ミーティング。
六月十日（日） 曇 暑
ラジオ、テレビで野球。
一日中外出せず。
六月十一日（月） 曇 冷
午後、社大ゼミ。「心」について。つぎは「草枕」。関家君と会う。
耳が遠くなった。
受信 法律文化社 茅野市役所
六月十二日（火） 雨 冷
午後、美大。プラトン。二三ページまで。
六月十三日（水） 雨 寒
午後、東海、C.A。六七ページまで。
受信 山高クラス会
六月十四日（木） 曇 暖
午後、町田へ。「草枕」を買う。団地へ。買物。
法律文化社へ。編集費の件。
発信 法律文化社
六月十五日（金） 曇 冷
午後、東海。B、ツクバ大学等。D、六七ページまで。
二部、ソクラテス。
関家、石倉、寺中、小松で相談。玉置來らず。
六月十六日（土） 曇 暖
昨日の疲れあり。
一日中家にいる。
「草枕」をよむ。
玉置、相沢、関家へ電話。
絋一郎から電話。
六月十七日（日） 雨 暑
敬ちゃん、「奈良六大学大観」（西大寺）を持ってくる。これで十四巻完結。五年かかる。団地の喫茶店へ。
「草枕」をよむ。読了。
父の日。
六月十八日（月） 曇 冷
午後、社大。「草枕」について。のち、新宿へよる。
大阪、参院補選、共産党当選。
受信 祐次郎
六月十九日（火） 曇 暖
午後、美大。「アリストテレス」まで。
巨人、老化現象。大洋もダメ。
六月二十日（水） 曇 暖
午後、東海、C.A。七五ページまで。
相沢から電話。今日都合悪し。相沢、玉置はでたらめで困る。
六月二十一日（木） 曇 暑
午後、銀行、郵便局。町田。買物。
散髪。
陽子から電話。
相沢へ電話。
夏至。
「グビ人草」をよむ。
発信 茅野市
六月二十二日（金） 曇 暑
午後、東海、B,D、七五ページまで。
二部、プラトン、二三ページまで。
相沢へ電話。
診療所へ電話。
医療証着。
六月二十三日（土） 曇 暑
一日中家にいる。
六月二十四日（日） 曇 暑
午後、町田へ。ジローで相沢氏に会う。出版の件。
関家へ電話。
昨夜、よくねむれず。
発信 社大 岩波
六月二十五日（月） 曇 冷
午後、社大、文学ゼミ。「グ美人草」について。
相沢へ電話。
薬着。
六月二十六日（火） 雨 暑
午後、美大。二八ページまで。
本格的梅雨。
関家君へ電話。
都議選告示。
六月二十七日（水） 小雨 冷
午後、東海、C,A。八一ページまで。
相沢氏へ電話。
六月二十八日（木） 曇 冷
午後、郵便局、銀行。町田へ。久美堂で「古寺巡礼」を買う。山崎へ帰る。雜用。
大洋三−二巨人。江藤の逆転ホーマー。
受信 社会思想社 和郎
発信 理論社
六月二十九日（金） 曇 暑
午後、東海、B,D。
二部、アリストテレス。
青木書店（山鹿）へ電話。盛田の件。
六月三十日（土） 曇、雨 暑
一日中家にいる。疲れが出た感じ。
林のおばあちゃんの法事。延世行く。
須田へ電話。
七月一日（日） 曇 暑
午後、木曾へ行って天ぷらを食べる。
相沢へ電話。
大相撲はじまる。
七月二日（月） 雨 暑
午後、社大。「三四郎」について。のちコンパ。
盛田へ電話。
七月三日（火） 晴 暑
午後、美大。ヘレニズムの哲学。九月はルネサンス。
六時、新宿。相沢、萩書店に会う。
関家から電話來らず。
七月四日（水） 曇 暑
午後、東海、C,A。知識人の問題。
関家、盛田から電話來らず。粗雜。
七月五日（木） 晴 暑
午後、ソフィア等。買物。
大洋最下位。
七月六日（金） 晴 暑
最後の早起。午後、東海、B,D、知識人の問題。関家から電話。
インフルエンザ以後四週間休講なし。
インフルエンザ以後身体の調子よろし。
七月七日（土） 曇 暑
午後、花壇まで。
相沢、関家へ電話。
明日選擧。共産党すさまじ。
受信 清水書院
七月八日（日） 晴 暖
午後、投票。延世といっしょに二見へ行って夕食。
中里から電話。
七月九日（月） 曇 暑
午後、花壇まで。
都議選の速報を聞く。
井上（京都）へ電話。
開襟シャツになる。
七月十日（火） 曇 暑
午後、学士会館。関家君と会う。次の出版について相談する。出雲そばへよる。
発信 和郎
七月十一日（水） 曇 暑
午後、マーケットへ。木曾団地で天ぷらをたべる。
七月十二日（木） 曇、雨 暑
午後、花壇まで。町田へ行く。雨にあう。
キリスト診療所へ行く。耳鼻科。
受信 茅野市 日本及日本人
七月十三日（金） 曇 暑
午後、東海、二部。プロチノス等。九月はルネサンスから。
日本及日本人 茅野市 春日照子
七月十四日（土） 晴 暑
昨日にさかのぼって梅雨明け宣言。
午後、診療所。
祐二郎來る。
中里へ電話。相沢へ電話。
陽子へ電話。
インフルエンザ以後、身体の調子よろし。
七月十五日（日） 晴 暑
午後、ひるね。夕方、木曾団地。
琴櫻、北の富士との優勝決定戦で勝つ。
巨人五位、大洋六位。
関家君から御中元。
七月十六日（月） 晴 暑
井上（京都）へ電話。
午後、耳鼻科。雜用。
榊原さんから「古典の再発見」着。三三・七度。
受信 理論社
発信 関家新助 理論社
七月十七日（火） 晴 暑
午後、郵便局。町田へ。
大受、大関になる。
東海、二〇日休講。
受信 関家
発信 東海
七月十八日（水） 晴 暑
午後、耳鼻科。
能智さんへ電話。
三四・七度。最高。
七月十九日（木） 曇 暑
午後、ソフィアまで。
百枝、紘一郎から電話。
「日本及日本人」の原稿を書きはじめる。
巨人三−五大洋。これでペナントレース前半終り。平松十一勝。
受信 西勝忠男
発信 榊原美文
七月二十日（金） 雨 暑
午後、郵便局、耳鼻科。
原稿。
井上、関家へ電話。
台風六号？？に？たる。
受信 橋本源藏 社大
七月二十一日（土） 雨 暑
午後、町田へ。定期を買う。
六時、出雲そばへ。小松グループのミーティング。八名。
中里、相沢から電話。
百枝、紘一郎、敬來る。
セ九−三パ。
ハイジャック動かず。
受信 社大
七月二十二日（日） 曇 凉
原稿。
午後、ソフィアまで。買物。
セ〇−一パ。
東海、試験の件。前期は止め。
仏、核実験。
受信 東海
発信 東海
七月二十三日（月） 曇 冷
原稿。
午後、さんとく等。
国会、会期再延長。
耳鼻科。
発信 法律文化社
七月二十四日（火） 晴 冷
原稿終了。二〇枚。
午後、郵便局。「日本及日本人」の原稿を送る。
ベンガザで日航機爆破。乘客全員無事。
セ一−二パ。
藥着。
腸悪し。下痢。
七月二十五日（水） 晴 暑
午後、耳鼻科。
濕気が少なくなって快い。
七月二十六日（木） 晴 暑
午後、市役所。
七月二十七日（金） 晴 暑
午後、郵便局。買物。
ハイジャックの乘客帰国。
井上へ電話。「現代人間論」の件。
中里不在。
プロ野球再開。
簡保の料金を拂う。拂うものは一応一段落。七月は拂うものが多い。
耳鼻科。
七月二十八日（土） 晴 暑
午後、ソフィア。買物。
土用のうしの日。うなぎをたべる。
中里へ電話。三十一日に会う。
テレビで高校野球、プロ野球をみる。
七月二十九日（日） 雨 冷
一日中家にいる。
高校野球。作新二−〇宇都宮東。江川投手、ノーヒット、ノーラン。
七月三十日（月） 曇 暑
午後、買物等。
耳鼻科。
受信 日本及日本人
七月三十一日（火） 曇 暑
午後、新宿で中里、後藤に会う。大信州、杋へよる。
八月一日（水） 曇 暑
午後、耳鼻科。
東京大会決勝、早実一−五日大一高。
原稿用紙三冊着。
八月二日（木） 曇 暑
午後、理想社へ。以文社へ。
受信 櫻井冨美子
八月三日（金） 晴 暑
午後、銀行。買物。
井上へ電話。
耳鼻科。
片づけをする。
八月四日（土） 雷雨 暑
大雷雨。
午後、荻窪の診療所へ。血圧一五四−九〇。心電図をとる。異状なし。
八月五日（日） 曇 暑
延世の誕生日。木曾団地へ行って天ぷらをたべる。
「人間論」改訂始め。
昨夜、珍しくよくねむる。
八月六日（月） 晴 暑
午後、郵便局、花壇。
「人間論」のはりつけを始める。
八月七日（火） 晴 暑
午後、町田。大丸でカバンをみる。
吉井さんから電話。葉書の印刷出來。
折り返し奌。これからは子分にまかせる。
八月八日（水） 晴 暑
午後、耳鼻科。眼科、「そこひ」の初期。
陽子へ電話。
甲子園の高校野球開始。
八月九日（木） 晴 暑
午後、テレビをみる。作新二−一柳川、延長十五回。
し理想社へ電話。
八月十日（金） 晴 暑
耳鼻科。
「人間論」のはりつけ終り。
「哲学講義」二部、「日本の思想」三部着。
陽子へ「図書」を送る。
斉藤忍随へ電話。
花壇５周年記念。
八月十一日（土） 晴 暑
テレビをみる。丸子実業九−四箕島。
八月十二日（日） 晴 暑
三四・二度。
午後、大丸へ行ってカバンを買う。三、五〇〇円也。
大洋、広島に三連勝。
八月十三日（月） 晴 暑
午後、理想社へ行く。大江氏等に会う。
神楽坂で井上君に会う。鮒忠で長らく話す。
八月十四日（火） 晴 暑
昨夜よくねむれず。一日中元気なし。外出せず。
祐二郎來る。
受信 紫雲寺
八月十五日（水） 晴 暑
和幸來る。
午後、祐二郎といっしょに花壇へ行く。耳鼻科へよる。
甲子園雨。台風十号。
米、カンボジア爆撃中止。十年目に一応戦闘終る。
昨夜もよくねむれず。しかし、今日は昨日より気分よし。
八月十六日（木） 晴 暑
午後、テレビ。作新〇−一銚子。江川まける。
午後、ソフィアまで。
ヤクルト三−二巨人。三原作戦。
八月十七日（金） 晴 暑
午後、耳鼻科。花壇。
大洋七−二巨人。
「人間論」の改訂書きはじめ。
八月十八日（土） 晴 暑
午後、荻窪の診療所へ。
小金井の家へ。和幸等がいる。おじいちゃん衰弱。
血圧一五〇−九〇。
体重五二キロ。
八月十九日（日） 晴 暑
高校野球、プロ野球をテレビでみる。
八月二十日（月） 晴 暑
午後、銀行。買物。
甲子園、準々決勝。
「日本及日本人」から電話。
耳鼻科。
八月二十一日（火） 晴 暑
甲子園、準決勝。靜岡、広島が勝つ。
午後、マーケットまで。
和郎から電話。
八月二十二日（水） 晴 暑
甲子園、広島三−二靜岡。広島優勝。
和郎へ電話。
紘一郎へ電話。二五日諏訪行。
八月二十三日（木） 晴 暑
午後、マーケットまで。ソフィアへよる。
紘一郎から電話。明日亀戸へ行く。
耳鼻科。聴覚をはかる。
「人間論」書き直し。
五四キロ。
八月二十四日（金） 小雨 暑
午後、眼科。町田へ。大丸で和泉屋のクッキーを買う。
玉置から電話。
諏[:]@[
八月二十五日（土） 雨 暑
諏訪へ行こうと思って、新原町田駅の階段でころぶ。アゴの下を切る。救急車で原町田病院へ。処置をうける。紘一郎等來る。帰宅。
午後、ひるね。少し気分よくなる。
八月二十六日（日） 晴 暑
午後、マーケットまで。買物等。
八月二十七日（月） 晴 暑
午後、マーケットまで。買物。
玉置から電話。
診療所の外科へ。
午後、ひるね。
関家へ電話。
受信 橋本
八月二十八日（火） 晴 暑
耳鼻科。明後日抜糸。
銀行、花壇。
玉置から電話。
井上から電話。「哲学小事典」二千増刷。
関家へ電話。
受信 小川利夫
八月二十九日（水） 曇 暑
午後、マーケットまで。
原稿。
社会思想社、淸水書院へ電話。
八月三十日（木） 晴 暑
午後、ピーコックで買物。
「マルクスのことば」着。
外科へ。糸をぬく。三針。
大洋一−〇ヤクルト。大洋、五位になる。
第一診療所へ電話。
受信 竹石朋？美
八月三十一日（金） 晴 暑
午後、郵便局、花壇。
巨人六−五阪神。巨人首位。
九月一日（土） 晴 暑
「パスカル」着。
くすり着。
午後、ソフィアへ。
東海、授業開始。十一日まで。
九月二日（日） 晴 暑
午後、五時、クローバーへ。相沢、玉置と会う。関家來らず。萩書房、おおむね承諾。
巨人、阪神に三連勝。昨夜、よくねむれず。
九月三日（月） 曇 暑
「日本及日本人」着。
午後、花壇。さんとくで買物。
能智さん、紘一郎から電話。
診療所の外科、耳鼻科へ。
九月四日（火） 曇、雨 暑
午後、花壇まで。
関家君から電話。
受信 日本及日本人
発信 日本及日本人
九月五日（水） 雨 冷
午後、ソフィアまで。
浅輪君へ電話。
東海、休講。
大洋二−〇阪神。大洋強し。
九月六日（木） 曇 暑
午後、ソフィアまで。
陽子から電話。
戸田へ電話。十四日、淸水行。
中里へ電話。明日会う。
眼科。受付終り。
原稿。
九月七日（金） 曇 暑
午後六時「ながい」で中里、後藤に会う。出版の件。「杋」へ行く。
九月八日（土） 曇 暑
午後、花壇まで。買物。
大洋二−一巨人。
自衛隊違憲の判決。
九月九日（日） 晴 暑
原稿。
雜用。
関家君から電話。
大相撲開幕。
九月十日（月） 晴 暑
午後、社大。ゼミ。八名。のち、関家君と会う。
紘一郎來る。
九月十一日（火） 晴 暑
午後、花壇まで。
陽子から電話。
原稿。
受信 玉井敬之
九月十二日（水） 晴 暑
午後、眼科。白内障ストップ。
発信 玉井敬之
九月十三日（木） 曇 暑
午後、荻窪の診療所へ。
関家君から電話。
九月十四日（金） 晴 冷
午後、淸水へ。戸田書店へ。戸田、毎日新聞社員とともに夕食。玉川へ泊る。
九月十五日（土） 晴 冷
午前、玉川を出る。戸田書店へよる。靜岡から「こだま」に乘る。午後四時、帰宅。
九月十六日（日） 晴 冷
雜用。
原稿。
九月十七日（月） 曇 冷
午後、社大。関家君に会う。
九月十八日（火） 曇 冷
午後、美大。雜談。都議？選からルネサンスまで。
九月十九日（水） 晴 暑
午後、花壇まで。買物。
九月二十日（木） 晴 冷
午後、理想社へ。関家君の原稿の件。
関家君へ電話。
九月二十一日（金） 曇 暑
午後、ひるね。花壇まで。
日本、北ヴェトナム国交回復。
九月二十二日（土） 雨 寒
一日中家にいる。
原稿。
受信 美大 井上重信 社大
九月二十三日（日） 晴 暑
午後、買物。
紘一郎、豊田へ転居。
輪島、全勝優勝。
九月二十四日（月） 晴 暑
午後、マーケットまで。
九月二十五日（火） 晴 暑
午後、美大。イギリスの唯物論。來週はベーコン。与謝野晶子等。
九月二十六日（水） 晴 暑
昨夜ねむれず。一日中家にいる。
能智さんへ電話。
受信 関家新助
九月二十七日（木） 晴 暑
午後、銀行、ソフィア。
須田、和郎、関家から電話。
井上へ電話。京都行の件。
原稿。
九月二十八日（金） 晴 暑
午後、花壇まで。買物。
吉井から電話。関家へ電話。
原稿。ショーペンハウアー等。
藥着。
九月二十九日（土） 曇 暑
午後、花壇へ。買物。「さんま」を買う。
九月三十日（日） 雨 寒
一日中家にいる。
原稿。
関家から電話。
和郎から電話。
陽子へ電話。
六大学野球、東大、慶大を連破。
十月一日（月） 晴 暑
井上（京都）から電話。
午後五時、ながいへ。関家等と大信州へ。
受信 小林利裕
十月二日（火） 晴 暑
午後、美大。おくれる。ベーコン。佐藤春夫、上田敏。
関家から電話。
体重五三キロ。
十月三日（水） 晴 暑
東海、三ヵ月ぶり。雜談。イプセンの前まで。四時限は合併。
原宿で関家君に会う。
井上君へ電話。
受信 後藤靜雄
十月四日（木） 曇 暑
鶴川局から関家君の原稿着。
関家君から電話。
原稿。
受信 森岡弘道
十月五日（金） 小雨 寒
午後、東海。一部（３時限）雜談。二部も雜談。
紘一郎へ電話。
和郎から電話。
十月六日（土） 曇 冷
巨人四−一〇広島。中日〇−三阪神。巨人、阪神、ゲーム差〇．五。
原稿。
十月七日（日） 曇 冷
夕方、延世といっしょに木曾団地へ行って天プラをたべる。
テルオカ君から電話。
原稿終了。荷造りをする。
十月八日（月） 曇 寒
午後、郵便局。「現代人間論」を送る。書留、速達、五五〇円。
社大、ゼミ。鴎外伝。
急に寒くなった。
十月九日（火） 晴 冷
午後、美大。ホッブス、ルリー、モンテーニュ。雜談。
十月十日（水） 晴 暖
巨人五−六阪神。一厘差で阪神首位。
十月十一日（木） 晴 冷
巨人一〇−一〇阪神。引分け。
井上から電話。関家から電話。
東海へ電話。金曜は四時限。
日ソ共同声明発表。
十月十二日（金） 晴 暖
東海、四時限、B。「現代人間論」八九ページまで。
二部、ベーコン伝まで。
十月十三日（土） 曇 暖
午後、荻窪の診療所へ。
十月十四日（日） 曇 暖
紘一郎來る。
午後、買物。
昨夜から今日にかけてよくねむる。
十月十五日（月） 曇 暖
午後、社大。ゼミ、「雁」について。
十月十六日（火） 晴 暖
午後、美大。モンテーニュ、デカルト。五三ページの半ばまで。
十月十七日（水） 雨 寒
午後、東海、C、合併。八十九ページまで。パスカル。
関家君へ電話。
受信 玉井敬之
十月十八日（木） 晴 暖
午後、太陽銀行、郵便局。町田へ。市役所、税金。
十月十九日（金） 晴 暖
午後、東海、B。九四ページ二行目まで。
二部、ベーコン。
十月二十日（土） 晴 暖
中日四−二阪神。
夕方、買物。
十月二十一日（日） 雨 寒
夕方、ソフィアまで。
十月二十二日（月） 晴 暖
巨人九−〇阪神。巨人優勝。
午後、社大。「安井夫人」、つぎは「半日」「蛇」。
関家へ電話。
十月二十三日（火） 晴 暖
午後、美大。デカルト終り。ミラーの詩をよむ。美大、芸術祭二週間。
十月二十四日（水） 晴 暖
午後、東海、C、合併。九四ページ二行目まで。
岡谷君へ電話。
三十一日の京都行の切符を買う。
南海二−一阪急。パリーグ優勝。
受信 泉谷周二郎
十月二十五日（木） 晴 暖
午後、ひるね。のち、買物。
井上へ電話。京都行の件。
十月二十六日（金） 曇 冷
午後、東海、B。「矛盾と分身」終り。二部、ホッブス、ルソー。
十月二十七日（土） 曇 冷
午後、荻窪の診療所。
南海四−三巨人。日本シリーズ。
大阪行の帰りの指定券を買う。
「半１」をよむ。
発信 哲学会 清陵同窓会
十月二十八日（日） 小雨 冷
ラジオで野球をきく。巨人三−二南海。
夕方、町田へ行く。延世といっしょに洋服屋へ行って背広を買う。
「蛇」をよむ。
受信 井上重信
十月二十九日（月） 晴 暖
午後、社大、ゼミ。「半日」「蛇」。
関家君に会う。「日本の思想」のプラン。
十月三十日（火） 晴 冷
午後、団地の診療所。町田へ。買物。背広を買って帰る。
明日の京都行の用意。
五日、社大休講。
今日から八日休み。
十月三十一日（水） 曇 暖
午後、小田原からこだまで京都へ。井上君來る。遊らんバスで京都見物。ぎおん、島原。
三吉野へ泊る。
新調の背広を着る。
十一月一日（木） 曇 暖
ひる頃法律文化社へ行く。晝食。井上君と歌舞練場へ行く。鴨川をどりをみる。北山へかえる。森田君來る。しゃぶしゃぶをたべる。三吉野へ帰る。
十一月二日（金） 曇 暖
森田君來る。
午後四時半、榊原さんの所へ。文学論をする。？る。
十一月三日（土） 曇 寒
午後の「こだま」で小田原まで。午後八時半帰宅。
林省吾今日死去。
十一月四日（日） 晴 暖
今日納棺。延世行く。
和幸等來る。
午後、花壇、ソフィアへ行く。
昨日から今日にかけてよくねむる。旅の疲れ。
十一月五日（月） 晴 暖
花壇まで行く。
社大、休講。
省吾・本通夜
小金井へ延世と行く
十一月六日（火） 晴 暖
ソフィアまで行く。
フラフラして食欲がなく、
省吾氏の葬式に出られず家にいる。
十一月七日（水） 晴 暖
和幸等來る。座布団を持って。
東海、休講。
受信 暉埈凌三
十一月八日（木） 晴 寒
昨夜ねむれず。調子悪し。
ソフィアへ行く。
能智さんへ電話。
相沢へ電話。
十一月九日（金） 晴、雨 暖
昨夜ねむれず。調子悪し。
一日中ラジオをきく。
東海、休講。
延世、増林寺へ行く。
夜、雜用をする。
十一月十日（土） 雨 冷
記録的な大雨。
東大哲学会、行かず。
夕方、祐二郎來る。
「興津与五右衛門の遺言」をよむ。
関家君へ電話。
受信 社会思想社
十一月十一日（日） 晴 暖
午後、マーケットでかいもの。
延世、名古屋へ。
大相撲九州場所始まる。
十一月十二日（月） 晴 寒
冬型気圧配置。
午後、銀行。さしみを買う。
社大、休む。
十一月十三日（火） 曇 寒
藥着。ひる、ねむる。
美大、休む。
発信 関家新助
十一月十四日（水） 晴 寒
東海、休講。
関家君へ速達。
午後、マーケットで買物。
昨日から今日にかけてよくねむる。ようやく我にかえる。一週間は苦しかった。
吉治氏へ電話。
十一月十五日（木） 晴 寒
一日中家にいる。不眠の反動でよくねむる。
十一月十六日（金） 晴 暖
東海、休講。
午後、マーケットまで。
祐二郎來る。
発信 哲学会
十一月十七日（土） 晴 寒
午後、理想社へ。年賀状の印刷。
十一月十八日（日） 晴 寒
木曾団地の天ぷら屋へ行く。
夜、紘一郎來る。
十一月十九日（月） 晴 寒
社大、休み（実習）。
午後、学士会舘へ。山高同窓会。
十一月二十日（火） 晴 寒
午後、美大。パスカル。來週、続き。久しぶりの講義。
関家君へ電話。
十一月二十一日（水） 晴 寒
午後、東海、C、合併。「矛盾と分身」終り。
十一月二十二日（木） 晴 寒
午後、マーケットまで。
井上（京都）へ電話。
ようやく心身ともによくなった。
十一月二十三日（金） 晴 寒
午後、マーケットまで。買物。
関家君へ電話。忘年会のこと。
愛知蔵相急病死。六六。
十一月二十四日（土） 晴 寒
午後、荻窪の診療所へ。
紘一郎來る。
「パンセ」（現代教養文庫）を買う。
十一月二十五日（日） 晴 寒
強風寒し。
紘一郎といっしょに豊田の家へ行く。
輪島、十二勝で優勝。
田中改造内閣成立。
十一月二十六日（月） 晴 寒
社大、実習のため休み。
午後、マーケットまで。
十一月二十七日（火） 晴 寒
美大。パスカル。「安井夫人」の話。
十一月二十八日（水） 晴 寒
午後、東海、C、合併。鴎外伝、一三ページまで。
十一月二十九日（木） 晴 寒
午後、銀行、ソフィア、散髪。
熊本、太陽デパートの火事。
十一月三十日（金） 晴 寒
午後、東海、B。
二部、五二ページ、終りから六行目まで。
十二月一日（土） 晴 寒
午後、花壇。東海相模高校の件。買物。
関家へ電話。忘年会の件。小林へ電話。
十二月二日（日） 曇 寒
午後、マーケットまで。
明日の用意。
社大の学生から電話。
十二月三日（月） 晴 寒
午後、社大。「興津弥五右衛門の遺書」について。
美大から電話。
十二月四日（火） 晴 寒
国電ストのため美大休講。
国会討論をきく。
中里へ電話。
陽子へ電話。
午後、名店街。買物。
十二月五日（水） 晴 寒
午後、東海、C、合併。鴎外伝後半。
十二月六日（木） 晴 寒
一日中家にいる。休養。午後、よくねむる。
井上（京都）、福村出版へ電話。
夜、関家、相沢へ電話。
阿部（読売）から電話。
十二月七日（金） 晴 寒
午後、東海、一部、鴎外伝終り。
二部、デカルト終り。
マロニエで玉置さんに会う。
家へ帰って、吐く。インフルエンザ。
十二月八日（土） 晴 寒
インフルエンザ。夕方から少しよろし。延世、荻窪へ行って藥を貰ってくる。
能智さん、関家君から電話。
小松グループの忘年会欠席。
昨夜よくねむれず。
十二月九日（日） 晴 寒
昨夜、割合によくねむる。今日はよろし。一日中家にいる。
関家君へ電話。かれもインフルエンザ。
発信 淸水書院
十二月十日（月） 晴 寒
社大、休講。
山高クラス会、欠席。
十二月十一日（火） 晴 寒
午後、郵便局。花壇。久しぶりに外出。
井上（京都）へ電話。
関家君からお歳暮。
十二月十二日（水） 曇 寒
午後、マーケットへ。買物。
東海、休講。
美大へ試験問題を送る。
発信 陽子 関家新助
十二月十三日（木） 晴 寒
久しぶりで町田へ行く。市役所、大丸、二見。
十二月十四日（金） 晴 寒
午後、ソフィアまで。
東海、ついでに休講。
十二月十五日（土） 曇 寒
カラカラ天気二八日。新記録。
午後、花壇まで。
十二月十六日（日） 晴 寒
一日中家にいる。「阿部一族」をよむ。
十二月十七日（月） 晴 寒
午後、社大。「阿部一族」について。のち、喫茶店へよって雜談。
十二月十八日（火） 晴 寒
午後、銀行、花壇、ソフィア、さんとく、かたの、テラザキ。
コーンフォース、來年二月、第４刷、一.五〇〇部。
受信 理論社
十二月十九日（水） 晴 寒
午後、東海、C、合併。一〇五ページまで。ショーペンハウアー、パスカル。
百枝へ電話。啓ちゃんのこと。
これで今年の授業は終り。
○→今年はあまりいい年ではなかった。
「現代人間論」の校正九八ページまでくる。
受信 樺俊雄
十二月二十日（木） 晴 寒
午後、花壇等。
十二月二十一日（金） 曇 寒
午後、マーケットまで。
父省吾の七・七忌のぶよ出席
根岸の笹の雪で会食。
須田さんからウイスキーを頂く。
木曽団地のそばやで酒をのみ、
帰りに転んでまといずしの扉を割る。
すしやの車で家に運ばれ寝てだまっていた。
夜すしやから電話がありのぶよにばれる
十二月二十二日（土） 晴 寒
午後、診療所へ。
校正をみる。
血圧、一四〇−八〇。
十二月二十三日（日） 晴 寒
一日中家にいる。
校正をみる。
体重、五三キロ。
十二月二十四日（月） 晴 寒
今日は一番寒い。
午後、花壇。買物。
淸水書院へ電話。
中里へ電話。
十二月二十五日（火） 晴 寒
一日中家にいる。
十二月二十六日（水） 晴 寒
一日中家にいる。
関家君から電話。
十二月二十七日（木） 晴 寒
午後、花壇まで。買物。
十二月二十八日（金） 晴 寒
午後、「ながい」へ後藤君に会う。大信州へ行く。
中里さんと会食。帰宅がおそくなる。下痢。
受信 日文協
十二月二十九日（土） 晴 寒
一日中家にいる。
校正をみる。
吉井、中里から電話。
十二月三十日（日） 晴 寒
花壇まで。買物。
十二月三十一日（月） 晴 寒
午後、理想社。年賀状をうけとる。
紘、啓、祐來る。
年末所感
五月六月十二月と度々食慾がなくなり下痢をしたりフラフラしたり。
五月 流感
八月 駅で転んでケガをする
十一月 省吾の死も影響したのか不眠 下痢
十二月 十二月七日呕吐。 十九日の日記に、「よい年でなかった」とあり
（延世さんの手記）
一月一日（月） 晴 暖
紘一郎來る。
一日中家にいる。
連合赤軍の森恒夫自殺。
陽子へ電話。
受信 年賀状
一月二日（火） 晴 暖
午後、皆でソフィアへ行く。
三人去る。
年賀状を書く。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月三日（水） 晴 寒
昨夜、ねむれず。
延世、おじいちゃんの集り（三タカ）へ行く。
午後、花壇まで。
年賀状を書く。
和幸、沖縄へ行くよし。
受信 年賀状 和郎
発信 年賀状
一月四日（木） 晴 寒
午後、ソフィアまで。
昨夜、珍しくよくねむる。
年賀状を書く。
受信 年賀状
発信 年賀状 和郎
一月五日（金） 曇 寒
午後、散歩。
年賀状を書く。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月六日（土） 曇 寒
午後、新宿。紀伊國屋へよる。診療所へ。
年賀状を書く。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月七日（日） 雨 寒
風波強し。
午後、マーケットまで。
年賀状を書く。
昨日から今日にかけてよくねむる。
大相撲始まる。
東京の初雪。
発信 年賀状
一月八日（月） 晴 寒
昨夜もよくねむる。
夕方、後藤のり子さんの所へ。
楓から電話。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月九日（火） 晴 暖
午後、美大。ドイツ観念論、「カントとシラー」まで。京都、陽子へ電話。
受信 年賀状
発信 年賀状
一月十日（水） 晴 暖
午後、マーケットまで。買物。
年賀状を書く。おおむね終了。
社大へ電話。
受信 年賀状 飯田栄子
発信 年賀状
一月十一日（木） 晴 暖
午後、社大。「鴎外」終り。
受信 竹村美㐂治 社会思想社
発信 社会思想社 年賀状
一月十二日（金） 晴 寒
午後、東海、D、B。パスカル伝まで。二部、八四ページまで。
吾作へ行く。石倉、豊島、玉置。
受信 紫雲寺
一月十三日（土） 曇 寒
夕方、延世と「二見」へ行って、うなぎをたべる。
元浜君から「マルクスの自然」着。
一月十四日（日） 晴 寒
「細？田」で天ぷらをたべる。
三徳で買物。
発信 元浜清海
一月十五日（月） 雪 寒
午後、延世といっしょに中村さんの所へ行く。紘一郎の件等。
寒し。
受信 年賀状
一月十六日（火） 晴 寒
午後、美大。十九世紀。次はニーチェ。吉祥寺まで自動車に便乘。
美大の学生、大いによろし。
受信 猪野謙二
一月十七日（水） 曇、雨 寒
午後、東海。A、パスカル伝まで。C、パスカル、ニーチェ、ゲーテ等。
一月十八日（木） 小雨 寒
午後、社大。精（旧字に）神分析。つぎは一二一ページから。文学ゼミ、「外？」について。
受信 森田靜夫
一月十九日（金） 晴 暖
午後、東海、D.B。出欠だけ。
二部、シラー、ニーチェ等。
関家等と原宿へ。日銀さんの件。
一月二十日（土） 晴 寒
夕方、マーケットまで。買物。
東海、二十四日休講。
関家へ電話。
陽子へ電話。明日來流。
延世、血圧、一五〇-一〇〇。
発信 東海
一月二十一日（日） 晴 暖
午後、小田原へ。陽子、ひろ子と來る。山崎団地へ連れて帰る。
祐二郎來流。日銀さんの件。
琴桜、十四勝一敗で優勝。
一月二十二日（月） 曇 寒
午後、陽子、ひろ子と外出。銀行、郵便局、花壇。町田へ。ジロー。定期を買う。
関家から電話。日銀さんの件。明日会う。
一月二十三日（火） 曇 暖
午後、美大。ニーチェ、マルクス。今日で終講。
「ながい」で関家、日銀さんに会う。大信州へ行く。
一月二十四日（水） 曇 暖
午後、郵便局。買物。
ニクソン放送。ヴェトナム戦争停止。
陽子、兒玉病院へ。順調。花壇のマダムに報告。
琴桜、横綱となる。
発信 清水書院
一月二十五日（木） 曇 暖
午後、社大。雑談で終り。これで今学年の授業は終り。
和幸、文子來る。
一月二十六日（金） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて花壇まで行く。買物。
受信 美大
一月二十七日（土） 晴 寒
国会開会。田中総理の演説を聞く。
パリでヴェトナム停戦調印。
午後、陽子、ひろ子と花壇へ行く。買物。
発信 美大 森田靜夫
一月二十八日（日） 晴 寒
午後、「ソフィア」まで。
紘一郎へ電話。
一月二十九日（月） 晴 寒
氷奌下〇．四度。この冬初めての氷奌下。
午後、ひろ子をつれて「花壇」へ。買物。
受信 法律文化社 樽の会 紫雲寺
発信 法律文化社
一月三十日（火） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて「ソフィア」へ。買物。
一月三十一日（水） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて「花壇」へ。買物。ひろ子、すこぶる元気。
昨夜よくねむれず。身体の調子悪し。
能智さんへ電話。
美大から答案着。
受信 八王子税務署 法律文化社
二月一日（木） 晴 暖
一日中家にいる。昨夜もよくねむれず。しかし、今日の方が調子はいい。
受信 額田雄次
二月二日（金） 晴 寒
午後、銀行。陽子、ひろ子といっしょに新宿へ。小田急百貨店、伊勢丹へ。
受信 週間読書人
二月三日（土） 晴 寒
午後、伊勢丹。陽子から紘一郎へのお祝いを送らせる。
三時学士会館。小林、関家、豊島、石倉。原案を作る。出雲そば、杋へ。
二月四日（日） 晴 暖
午後、陽子、ひろ子と「ソフィア」へ。買物。
延世、栗をもってくる。
雜用。
後藤紀子さんへ電話。
発信 檜の会
二月五日（月） 曇 寒
午後、陽子、ひろ子といっしょに「花塩」へ。買物。
淸水へ速達。
社大から答案着。
発信 淸水書院 檜の会
二月六日（火） 曇 暖
午後、町田へ。「歴史思想集」なし。相沢さんに会う。
法律文化社から再校着。
「女性手帳」の「鴎外」を聞く。
二月七日（水） 晴 寒
午後、新宿。伊勢丹で「かき」を買う。
二月八日（木） 晴 寒
氷奌下一・二度。
午後五時、マロニエへ。後藤さんに会う。「富の茶屋」の檜の会へ出る。十二時帰宅。
後藤紀子、井上重信から電話。
受信 法律文化社 平凡社
二月九日（金） 晴 寒
大野敏英、二月五日死去。
午後、花壇まで。会津の漬物を買う。
「鴎外」を五日間聞く。
氷奌下一・九度。厳寒。
「住所録」終り。
「哲学講義」の校正をみる。
受信 平凡社 国民文化会議
二月十日（土） 晴 寒
夕方、「ソフィア」まで。
「哲学講義」の校正を送る。
東海から答案着。
美大の答案をみる。
受信 理想社
二月十一日（日） 曇 寒
午後、美大の答案をみる。終了。
陽子、ひろ子と花壇へ。買物。
奌数の帯の切取り。厄介な仕事。
二月十二日（月） 晴 寒
美大の奌数を送る。
午後、花壇まで。買物。
淸水書院へ電話。印税の件。
受信 関家新助
二月十三日（火） 晴 寒
午後、陽子、ひろ子と「ソフィア」へ。買物。
関家君から電話。
ドル一〇％切下げ。円変動制。
平凡社から「小百科」着。
社大の答案をみる。あとは東海。
太陽銀行と神戸銀行合併。
二月十四日（水） 晴 暖
東海二部の答案をみる。社大、東海両方の奌数表を送る。
午後、陽子、ひろ子とマーケットまで。
誕生日のお祝。スキヤキ。
東海一部の答案をみる。
二月十五日（木） 晴 暖
午後、散髪。
答案をみる。
二月十六日（金） 晴 暖
午後六時、労音会館へ。「ジョニーは戦場へ行った」をみる。
東海の答案をみる。
受信 社大
発信 社大
二月十七日（土） 曇 暖
午後五時、出雲へ。小松グループ。九名出席。玉置、相沢と新宿、町田へよる。
二月十八日（日） 曇 暖
午後、家中で小金井へ行く。
関家君へ電話。
二月十九日（月） 雨 寒
午後、銀行、郵便局、花壇。
陽子、女兒出産
夜、雄次さんへ電話。
東海の答案をみる。終り。
受信 淸水書院
発信 淸水書院
二月二十日（火） 曇 寒
午後、花壇。買物。
林、紘一郎、祐次郎へ電話。陽子の件。
東海の追試の答案着。すぐみて送る。
二月二十一日（水） 曇 寒
午後、ソフィアへ。
宮川透へ電話。
梅が咲いた。
二月二十二日（木） 雨 寒
午後、兒玉病院へ。道を間違える。
二月二十三日（金） 晴 暖
午後、ひろ子をつれて花壇へ。買物。
二月二十四日（土） 晴 寒
陽子、退院、帰宅。
午後、荻窪の診療所へ行く。
二月二十五日（日） 晴 寒
氷奌下〇・九度。
ひる頃、雄次さん來る。とんぼ返り。
夕方、練馬の姉さん來る。
二月二十六日（月） 晴 寒
午後、花壇まで。
電話番号の引きうつし。
二月二十七日（火） 晴 寒
午後、銀行。市役所へ。税金を拂う。宝永堂で「カント」を買う。
受信 檜の会
二月二十八日（水） 曇 暑
午後、ひろ子をつれて花壇へ。
夜、紘一郎、敬來る。
関家君から電話。京都行の件。
三月一日（木） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて花壇へ。
電話番号の引写し終り。
昨夜、今夜玉置さんへ電話。不在。
三月二日（金） 曇 寒
午後、市役所へ。「紀子」の届出をする。
井上（京都）へ電話。関家君へ電話。玉置君から電話なし。
三月三日（土） 曇 寒
午後、ひるね。
玉置から連絡なし。
三月四日（日） 曇 寒
午後、ひるね。花壇まで。
安田さん、お祝いに來る。
発信 井上重信
三月五日（月） 晴 寒
寒波襲來。
午後、ひろ子をつれて花壇へ。
三月六日（火） 晴 寒
氷奌下〇・八度。
午後、ひろ子をつれてソフィアへ。
三月七日（水） 曇 寒
菊池さん、額田さん、お祝【旧字に】いに來る。
夕方、マーケットまで。
三月八日（木） 晴 寒
玉置君から電話。京都行きの件。
午後、花壇まで。
おそく、雄次來る。
「人間論」の切り取りをはじめる。
三月九日（金） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて花壇まで。買物。
井上（京都）から電話。
玉置、実家へ電話。
受信 河内順子
三月十日（土） 曇 寒
午後、診療所へ。長谷川先生不在、薬を貰って帰る。
玉置から電話なし。
雄次來る。
延世、確定申告を書く。
受信 東海
三月十一日（日） 曇 暖
午後、ソフィアまで。
玉置から電話。京都行、二十六、七日。
雄次去る。
関家から電話。明日、茂夫さんの送別会。
大相撲始まる。
三月十二日（月） 雨 寒
午後六時半、社大へ。「まつしま」へ。小松茂夫の送別会。七名。
三月十三日（火） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて「ソフィア」へ。買物。
確定申告を送る。
発信 東海 河内順子
三月十四日（水） 曇 寒
午後、ひろ子をつれて花壇へ。買物。
法律文化社、理論社へ電話。
三月十五日（木） 曇 寒
夕方、町田まで。本屋へよる。「マルクス・エンゲル」無し。
東海から教科書の件。時間割の件。
受信 法律文化社 東海
発信 法律文化社 東海
三月十六日（金） 曇 寒
午後、ソフィアまで。買物。
関家君へ電話。
「唯物論と弁論法」着。
三月十七日（土） 晴 寒
午後、ひろ子をつれてソフィアへ。
東海から電話。
三月十八日（日） 曇 寒
午後二時、東海。卒業式。パーティ。のち、小林といっしょに吾作へ。
玉置、関家へ電話。
三月十九日（月） 晴 寒
午後、休養。
八時半、町田の千秋へ。玉置、相沢に会う。
三月二十日（火） 晴 寒
午後、ひろ子をつれて「花壇」へ。
水俣病裁判判決。
昨夜、よくねむれず。
発信 東海 社大 美大
三月二十一日（水） 曇 暖
午後、百枚來る。
昨夜もよくねむれず。
発信 法律文化社
三月二十二日（木） 晴 暖
午後、ひろ子をつれて花壇へ。さしみを買う。
関家から電話。
受信 法律文化社
三月二十三日（金） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて花壇へ。買物。
関家君から電話。
三月二十四日（土） 曇 暖
一日中家にいる。
祐次郎から電話。
二二度。
受信 鶴川局 住？支生命
三月二十五日（日） 晴 寒
午後、ソフィアまで。うどんを買う。祐二郎來る。
京都行の用意。
北の富士、十四勝一敗で優勝。十回目。
三月二十六日（月） 晴 寒
一時半、小田原。関家君と会う。四時四十分京都着。三吉野へ。玉置さん來る。三人で京都の街へ。
井上君三吉野へ來る。
受信 社大 橋本 美大
三月二十七日（火） 晴 暖
午前、井上君が迎えにくる。法律文化社へ。陽子へ電話。
午後、皆で清水、サガへ。玉置さんと六盛へ。
三吉野へかえる。
「哲学講義」出來る。
三月二十八日（水） 曇 暖
ひる頃、法律文化社へ。社長に会う。
午後三時京都、六時小田原。七時半帰宅。紘一郎來ている。
雜用。
受信 檜の会
発信 社大
三月二十九日（木） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて花壇へ。買物。
三月三十日（金） 曇 暖
午後、ソフィアまで。
関家、玉置へ電話。
久美堂から電話。
井上へ電話。目次のミスの件。
三月三十一日（土） 曇 暖
午後、ひろ子をつれて町田へ。旧微動。大丸のすべり台。
受信 東海
四月一日（日） 曇 暖
午後、マーケットへ行って買物。
美㐂治から電話。
雄次來る。
発信 哲学会 東海 檜の会
四月二日（月） 曇 暖
午後、マーケットへ行って買物。
井上、中里、社大から電話。
紘一郎へ電話。
発信 関家新助
四月三日（火） 曇 寒
朝、ひろ子ら出発。夜、呉着。
午後、ソフィアまで。
四月四日（水） 雨 寒
午後、花壇まで。
四月五日（木） 雨 寒
一日中家にいる。
選抜高校野球準決勝をテレビでみる。作新一−二広商。鳴門工一−四横浜。
紘一郎へ電話。諏訪の件。
受信 社大
四月六日（金） 晴 寒
午後、花壇まで。買物。
東海から電話。時間割の件。
高校野球、横浜三−一広商。横浜優勝。
四月七日（土） 晴 暖
午後、荻窪の診療所へ。
櫻が咲く。
四月八日（日） 晴 暖
昨夜、よくねむる。
午後、花壇まで。
関家君、玉置君から電話。
二三・二度。
四月九日（月） 曇 暖
午後、銀行、郵便局、花壇。一旦家へ帰る。
六時半、千秋。相沢、玉木似合う。「精神科学の諸問題」の件等。
四月十日（火） 雨 冷
十一時二六分のロマンス・カー。美大。教科書未着。「風土」「いき」その他。小西君と同時間。
四月十一日（水） 晴 暖
午後、東海。C.A。「風土」「いき」その他。教科書未着。
四月十二日（木） 曇 暑
二六・六度。
午後、郵便局。散髪。
関家から電話。「続日本の思想」の件。
散髪。
発信 井上重信 学士会
四月十三日（金） 曇 暖
午後、東海。B.D、雜談。きしめんをたべる。
二部、「哲学入門」着。「哲学を学ぶ人びとのために」。
金曜も淋しくなった。法学の鈴木先生と同日となる。
四月十四日（土） 曇 暖
公式戦はじまる。ヤクルト一〇−五巨人。大洋三−一阪神。
四月十五日（日） 雨 寒
一日中家にいる。
呉へ電話。
四月十六日（月） 雨 寒
午後、社大。文学ゼミ、一人。関家君と大信州へ。
中国代表団着。
受信 関家新助 国民文化会議 陽子
四月十七日（火） 晴 暑
午後、ソフィアへ。買物。
国鉄ストのため美大休み。
四月十八日（水） 晴 冷
午後、東海、C.A。「まえがき」について。
四月十九日（木） 晴 暖
午後、マーケットまで。買物。
四月二十日（金） 晴 暖
井上、相沢から電話。
午後、東海、B、D合併。（「まえがき」）二部八ページの途中まで（「契機」まで）。
四月二十一日（土） 雨 暖
午後三時、目黒の雅叙園へ。東海の会議とパーティ。
六時、出雲そばへ。「哲学講義」の前祝。八時すぎ散会。出席八名
四月二十二日（日） 晴 暖
午後、町田へ行って定期を買う。本屋を歩く。
巨人三−六大洋。平松三勝。大洋トップ。
四月二十三日（月） 晴 暑
午後、社大ゼミ。十五、六名。漱石伝の前半。のち、乙羽へよる。
大洋二−一巨人。大洋二勝一敗。
陽子から電話。
四月二十四日（火） 曇 冷
午後、美大。順法闘爭のためおくれる。「哲学を学ぶ人びとのために」。出席多し。
関家君へ電話。
四月二十五日（水） 晴 暖
国電とまり、東海へ行けず。
午後、ソフィア。買物。
今日から一週間休みということになる。
四月二十六日（木） 曇 暖
午後、花壇。買物。
国鉄スト。東海から電話。
四月二十七日（金） 曇 冷
午後、町田へ。
国鉄スト、やま。
受信 美大
発信 美大
四月二十八日（土） 曇 暖
午後、六時、東大。カント・アーベント。斎藤と万里へよる。
四月二十九日（日） 曇 暖
午後、ソフィア。買物。
四月三十日（月） 晴 暖
ふりかえの休み。
午後、花壇まで。買物。
兄弟会のこと。中村、醇郎、祐次郎、和郎へ電話。五月五日。
受信 日哲
五月一日（火） 曇 暖
午後、美大。「契機」まで。今年の学生は熱心。
紘一郎へ電話。
五月二日（水） 雨 冷
小田急脱線事故。おくれて東海へ。C.A、雜談。
五月三日（木） 曇 暖
午後五時、「ながい」へ。中里、後藤に会う。
ラジオを聞く。大洋九−二巨人。
発信 唯研
五月四日（金） 曇 冷
午後、花壇まで。買物。
ラジオを聞く。大洋五−三ヤクルト。
受信 谷？？
五月五日（土） 晴 暖
午後四時、学士会舘。兄弟会、七人。
五月六日（日） 晴 暖
昨夜、ねむれず。
一日中外出せず。
五月七日（月） 晴 暖
午後、社大、文学ゼミ。十五、六名。漱石伝後半。
六時、私学会舘へ。美大のパーティ。
受信 本田修郎 林和幸
五月八日（火） 雨 冷
昨夜ねむれず。美大休講。本年度はじめての休講。午後、よくねむる。
一日中外出せず。
受信 河内順子 岩波
五月九日（水） 雨、曇 冷
午後、東海、C.A.一〇ページ、三行目まで。
五月十日（木） 雨 冷
午後、ソフィア等。買物。
陽子、春日、田代から電話。
受信 信毎
発信 日哲
五月十一日（金） 晴 冷
午後、東海、B。Dは現代文明論にとられる。一人の学生とチロルへ。
二部、アポロン型とディオニソス型。
発信 井上重信
五月十二日（土） 晴 暖
午後、診療所へ。
発信 信毎
五月十三日（日） 晴 暖
午後、長唄の会へ行く。九段下の工業会館。
日銀さんから電話。集りは木曜。
大相撲始まる。
大洋五−一阪神
五月十四日（月） 晴 暖
社大、学生大会。
午後、花壇。町田へ行って、やきとりを買う。
五月十五日（火） 晴 暖
午後、美大。ディオニソス、アポロン。鴎外、漱石。
五月十六日（水） 曇 暖
午後、東海、C.A。毛沢東、中国その他。つぎは「道徳と不道徳」から。
五月十七日（木） 雨 冷
午後、原宿へ。社大学生会館へ。文学ゼミの納めの会。
五月十八日（金） 曇 暖
午後、東海。B、「道徳と不道徳」等。D、毛沢東等。つぎは「三つの側面」から。
石倉君とやきとり屋へ行く。
「日本及日本人」着。
二部、ピタゴラス。
五月十九日（土） 曇 暖
午後、大正大学へ。日哲大会。パーティに出る。
五月二十日（日） 曇 暑
午後、花壇へ。買物。
大洋十五−７中日。大洋首位。平松、頭にデッド・ボール。
発信 日本及日本人
五月二十一日（月） 晴 暖
午後、社大。「ファウスト」の話その他。
京都の井上から電話。
玉置さんへ電話。
大洋、中日に三連勝。
五月二十二日（火）曇 暖
午後、美大。ピタゴラス、クセノファネス。つぎは「アテネ時代」。
関家君へ電話。
五月二十三日（水） 曇 寒
午後、東海、C.A。「三つの側面」、大山眞男まで。
紘一郎、陽子から電話。
五月二十四日（木） 晴 冷
午後、花壇。買物。
玉置氏から電話。
五月二十五日（金） 晴 暖
休講。ここらで一休み。
午後、町田へ。
関家、玉置へ電話。
巨人一−二大洋。延長十回。おもしろい試合。大洋、八連勝。
五月二十六日（土） 晴 暑
午後、診療所へ。血圧、一〇づつ下る。一七〇−一〇〇。
大洋二−九巨人。巨人がうっぷんをはらしたような試合。
輪島、優勝決定。
五月二十七日（日） 晴 暑
輪島、全勝優勝。
午後六時、ジローへ。関家、相沢、小松、玉置。やきとりやへ行く。今後の相談。
巨人、昨日から突然変異のように強くなった。
五月二十八日（月） 曇 暑
午後、社大。一人一人報告させる。
五月二十九日（火） 晴 暖
午後美大。？？？？？？？？？？
？？？？？？？（読めない）
五月三十日（水） 晴 暑
骨のふしぶしがいたむ。身体が動かない
玉置、関家から電話。
井上へ電話。
東海、休講。
昨日から今日にかけてよくねむる。
五月三十一日（木） 曇 暑
昨日よりはよろし。
小林へ電話。
六月一日（金） 曇 暖
昨日よりはよろし。
東海、休講。
大洋五−三巨人。江藤（三）、松原（二）の二ホーマー。
六月二日（土） 曇 冷
昨日よりよろし。日毎に少しづつよくなる。
玉置、相沢へ電話。今日、明日ミーティングに欠席。
大洋五−七巨人
波江さんから電話。
六月三日（日） 晴、夕立 寒
関家、石倉から電話。今日のミーティング中止。
大洋四−五巨人。青田用法誤算。
ヒゲをそる。
食欲なし。胃悪し。
夜、久しぶりで「うどん」をたべる。少し食欲が出てきた。
六月四日（月） 晴 冷
ようやく今日は元気がいい。
社大休講。
井上へ電話。
ガス屋、風呂の修繕にくる。
六月五日（火） 曇 暖
午後、はじめて外へ出る。銀行、花壇、ソフィア、かたの、薬屋。
太陽、一八〇、二〇九。
美大休講。
久しぶりで風呂に入る。
六月六日（水） 雨 冷
午後、市役所へ行く。健保を拂う。厚生課で老人登録。
二見でうなぎを食べる。
雜用一段落。
まだセキが出て、食欲があまりない。
水、金、東海休講。
受信 法律文化社
発信 法律文化社
六月七日（木） 雨 冷
一日中家にいる。
関家、相沢へ電話。
六月八日（金） 曇 暑
午後、花壇。買物。
相沢へ電話。
「マルクスのことば」増刷二千。
受信 社会思想社
六月九日（土） 曇 冷
午後、荻窪の診療所へ。今流行のインフルエンザのよし。
関家君から電話。十五日、ミーティング。
六月十日（日） 曇 暑
ラジオ、テレビで野球。
一日中外出せず。
六月十一日（月） 曇 冷
午後、社大ゼミ。「心」について。つぎは「草枕」。関家君と会う。
耳が遠くなった。
受信 法律文化社 茅野市役所
六月十二日（火） 雨 冷
午後、美大。プラトン。二三ページまで。
六月十三日（水） 雨 寒
午後、東海、C.A。六七ページまで。
受信 山高クラス会
六月十四日（木） 曇 暖
午後、町田へ。「草枕」を買う。団地へ。買物。
法律文化社へ。編集費の件。
発信 法律文化社
六月十五日（金） 曇 冷
午後、東海。B、ツクバ大学等。D、六七ページまで。
二部、ソクラテス。
関家、石倉、寺中、小松で相談。玉置來らず。
六月十六日（土） 曇 暖
昨日の疲れあり。
一日中家にいる。
「草枕」をよむ。
玉置、相沢、関家へ電話。
絋一郎から電話。
六月十七日（日） 雨 暑
敬ちゃん、「奈良六大学大観」（西大寺）を持ってくる。これで十四巻完結。五年かかる。団地の喫茶店へ。
「草枕」をよむ。読了。
父の日。
六月十八日（月） 曇 冷
午後、社大。「草枕」について。のち、新宿へよる。
大阪、参院補選、共産党当選。
受信 祐次郎
六月十九日（火） 曇 暖
午後、美大。「アリストテレス」まで。
巨人、老化現象。大洋もダメ。
六月二十日（水） 曇 暖
午後、東海、C.A。七五ページまで。
相沢から電話。今日都合悪し。相沢、玉置はでたらめで困る。
六月二十一日（木） 曇 暑
午後、銀行、郵便局。町田。買物。
散髪。
陽子から電話。
相沢へ電話。
夏至。
「グビ人草」をよむ。
発信 茅野市
六月二十二日（金） 曇 暑
午後、東海、B,D、七五ページまで。
二部、プラトン、二三ページまで。
相沢へ電話。
診療所へ電話。
医療証着。
六月二十三日（土） 曇 暑
一日中家にいる。
六月二十四日（日） 曇 暑
午後、町田へ。ジローで相沢氏に会う。出版の件。
関家へ電話。
昨夜、よくねむれず。
発信 社大 岩波
六月二十五日（月） 曇 冷
午後、社大、文学ゼミ。「グ美人草」について。
相沢へ電話。
薬着。
六月二十六日（火） 雨 暑
午後、美大。二八ページまで。
本格的梅雨。
関家君へ電話。
都議選告示。
六月二十七日（水） 小雨 冷
午後、東海、C,A。八一ページまで。
相沢氏へ電話。
六月二十八日（木） 曇 冷
午後、郵便局、銀行。町田へ。久美堂で「古寺巡礼」を買う。山崎へ帰る。雜用。
大洋三−二巨人。江藤の逆転ホーマー。
受信 社会思想社 和郎
発信 理論社
六月二十九日（金） 曇 暑
午後、東海、B,D。
二部、アリストテレス。
青木書店（山鹿）へ電話。盛田の件。
六月三十日（土） 曇、雨 暑
一日中家にいる。疲れが出た感じ。
林のおばあちゃんの法事。延世行く。
須田へ電話。
七月一日（日） 曇 暑
午後、木曾へ行って天ぷらを食べる。
相沢へ電話。
大相撲はじまる。
七月二日（月） 雨 暑
午後、社大。「三四郎」について。のちコンパ。
盛田へ電話。
七月三日（火） 晴 暑
午後、美大。ヘレニズムの哲学。九月はルネサンス。
六時、新宿。相沢、萩書店に会う。
関家から電話來らず。
七月四日（水） 曇 暑
午後、東海、C,A。知識人の問題。
関家、盛田から電話來らず。粗雜。
七月五日（木） 晴 暑
午後、ソフィア等。買物。
大洋最下位。
七月六日（金） 晴 暑
最後の早起。午後、東海、B,D、知識人の問題。関家から電話。
インフルエンザ以後四週間休講なし。
インフルエンザ以後身体の調子よろし。
七月七日（土） 曇 暑
午後、花壇まで。
相沢、関家へ電話。
明日選擧。共産党すさまじ。
受信 清水書院
七月八日（日） 晴 暖
午後、投票。延世といっしょに二見へ行って夕食。
中里から電話。
七月九日（月） 曇 暑
午後、花壇まで。
都議選の速報を聞く。
井上（京都）へ電話。
開襟シャツになる。
七月十日（火） 曇 暑
午後、学士会館。関家君と会う。次の出版について相談する。出雲そばへよる。
発信 和郎
七月十一日（水） 曇 暑
午後、マーケットへ。木曾団地で天ぷらをたべる。
七月十二日（木） 曇、雨 暑
午後、花壇まで。町田へ行く。雨にあう。
キリスト診療所へ行く。耳鼻科。
受信 茅野市 日本及日本人
七月十三日（金） 曇 暑
午後、東海、二部。プロチノス等。九月はルネサンスから。
日本及日本人 茅野市 春日照子
七月十四日（土） 晴 暑
昨日にさかのぼって梅雨明け宣言。
午後、診療所。
祐二郎來る。
中里へ電話。相沢へ電話。
陽子へ電話。
インフルエンザ以後、身体の調子よろし。
七月十五日（日） 晴 暑
午後、ひるね。夕方、木曾団地。
琴櫻、北の富士との優勝決定戦で勝つ。
巨人五位、大洋六位。
関家君から御中元。
七月十六日（月） 晴 暑
井上（京都）へ電話。
午後、耳鼻科。雜用。
榊原さんから「古典の再発見」着。三三・七度。
受信 理論社
発信 関家新助 理論社
七月十七日（火） 晴 暑
午後、郵便局。町田へ。
大受、大関になる。
東海、二〇日休講。
受信 関家
発信 東海
七月十八日（水） 晴 暑
午後、耳鼻科。
能智さんへ電話。
三四・七度。最高。
七月十九日（木） 曇 暑
午後、ソフィアまで。
百枝、紘一郎から電話。
「日本及日本人」の原稿を書きはじめる。
巨人三−五大洋。これでペナントレース前半終り。平松十一勝。
受信 西勝忠男
発信 榊原美文
七月二十日（金） 雨 暑
午後、郵便局、耳鼻科。
原稿。
井上、関家へ電話。
台風六号？？に？たる。
受信 橋本源藏 社大
七月二十一日（土） 雨 暑
午後、町田へ。定期を買う。
六時、出雲そばへ。小松グループのミーティング。八名。
中里、相沢から電話。
百枝、紘一郎、敬來る。
セ九−三パ。
ハイジャック動かず。
受信 社大
七月二十二日（日） 曇 凉
原稿。
午後、ソフィアまで。買物。
セ〇−一パ。
東海、試験の件。前期は止め。
仏、核実験。
受信 東海
発信 東海
七月二十三日（月） 曇 冷
原稿。
午後、さんとく等。
国会、会期再延長。
耳鼻科。
発信 法律文化社
七月二十四日（火） 晴 冷
原稿終了。二〇枚。
午後、郵便局。「日本及日本人」の原稿を送る。
ベンガザで日航機爆破。乘客全員無事。
セ一−二パ。
藥着。
腸悪し。下痢。
七月二十五日（水） 晴 暑
午後、耳鼻科。
濕気が少なくなって快い。
七月二十六日（木） 晴 暑
午後、市役所。
七月二十七日（金） 晴 暑
午後、郵便局。買物。
ハイジャックの乘客帰国。
井上へ電話。「現代人間論」の件。
中里不在。
プロ野球再開。
簡保の料金を拂う。拂うものは一応一段落。七月は拂うものが多い。
耳鼻科。
七月二十八日（土） 晴 暑
午後、ソフィア。買物。
土用のうしの日。うなぎをたべる。
中里へ電話。三十一日に会う。
テレビで高校野球、プロ野球をみる。
七月二十九日（日） 雨 冷
一日中家にいる。
高校野球。作新二−〇宇都宮東。江川投手、ノーヒット、ノーラン。
七月三十日（月） 曇 暑
午後、買物等。
耳鼻科。
受信 日本及日本人
七月三十一日（火） 曇 暑
午後、新宿で中里、後藤に会う。大信州、杋へよる。
八月一日（水） 曇 暑
午後、耳鼻科。
東京大会決勝、早実一−五日大一高。
原稿用紙三冊着。
八月二日（木） 曇 暑
午後、理想社へ。以文社へ。
受信 櫻井冨美子
八月三日（金） 晴 暑
午後、銀行。買物。
井上へ電話。
耳鼻科。
片づけをする。
八月四日（土） 雷雨 暑
大雷雨。
午後、荻窪の診療所へ。血圧一五四−九〇。心電図をとる。異状なし。
八月五日（日） 曇 暑
延世の誕生日。木曾団地へ行って天ぷらをたべる。
「人間論」改訂始め。
昨夜、珍しくよくねむる。
八月六日（月） 晴 暑
午後、郵便局、花壇。
「人間論」のはりつけを始める。
八月七日（火） 晴 暑
午後、町田。大丸でカバンをみる。
吉井さんから電話。葉書の印刷出來。
折り返し奌。これからは子分にまかせる。
八月八日（水） 晴 暑
午後、耳鼻科。眼科、「そこひ」の初期。
陽子へ電話。
甲子園の高校野球開始。
八月九日（木） 晴 暑
午後、テレビをみる。作新二−一柳川、延長十五回。
し理想社へ電話。
八月十日（金） 晴 暑
耳鼻科。
「人間論」のはりつけ終り。
「哲学講義」二部、「日本の思想」三部着。
陽子へ「図書」を送る。
斉藤忍随へ電話。
花壇５周年記念。
八月十一日（土） 晴 暑
テレビをみる。丸子実業九−四箕島。
八月十二日（日） 晴 暑
三四・二度。
午後、大丸へ行ってカバンを買う。三、五〇〇円也。
大洋、広島に三連勝。
八月十三日（月） 晴 暑
午後、理想社へ行く。大江氏等に会う。
神楽坂で井上君に会う。鮒忠で長らく話す。
八月十四日（火） 晴 暑
昨夜よくねむれず。一日中元気なし。外出せず。
祐二郎來る。
受信 紫雲寺
八月十五日（水） 晴 暑
和幸來る。
午後、祐二郎といっしょに花壇へ行く。耳鼻科へよる。
甲子園雨。台風十号。
米、カンボジア爆撃中止。十年目に一応戦闘終る。
昨夜もよくねむれず。しかし、今日は昨日より気分よし。
八月十六日（木） 晴 暑
午後、テレビ。作新〇−一銚子。江川まける。
午後、ソフィアまで。
ヤクルト三−二巨人。三原作戦。
八月十七日（金） 晴 暑
午後、耳鼻科。花壇。
大洋七−二巨人。
「人間論」の改訂書きはじめ。
八月十八日（土） 晴 暑
午後、荻窪の診療所へ。
小金井の家へ。和幸等がいる。おじいちゃん衰弱。
血圧一五〇−九〇。
体重五二キロ。
八月十九日（日） 晴 暑
高校野球、プロ野球をテレビでみる。
八月二十日（月） 晴 暑
午後、銀行。買物。
甲子園、準々決勝。
「日本及日本人」から電話。
耳鼻科。
八月二十一日（火） 晴 暑
甲子園、準決勝。靜岡、広島が勝つ。
午後、マーケットまで。
和郎から電話。
八月二十二日（水） 晴 暑
甲子園、広島三−二靜岡。広島優勝。
和郎へ電話。
紘一郎へ電話。二五日諏訪行。
八月二十三日（木） 晴 暑
午後、マーケットまで。ソフィアへよる。
紘一郎から電話。明日亀戸へ行く。
耳鼻科。聴覚をはかる。
「人間論」書き直し。
五四キロ。
八月二十四日（金） 小雨 暑
午後、眼科。町田へ。大丸で和泉屋のクッキーを買う。
玉置から電話。
諏[:]@[
八月二十五日（土） 雨 暑
諏訪へ行こうと思って、新原町田駅の階段でころぶ。アゴの下を切る。救急車で原町田病院へ。処置をうける。紘一郎等來る。帰宅。
午後、ひるね。少し気分よくなる。
八月二十六日（日） 晴 暑
午後、マーケットまで。買物等。
八月二十七日（月） 晴 暑
午後、マーケットまで。買物。
玉置から電話。
診療所の外科へ。
午後、ひるね。
関家へ電話。
受信 橋本
八月二十八日（火） 晴 暑
耳鼻科。明後日抜糸。
銀行、花壇。
玉置から電話。
井上から電話。「哲学小事典」二千増刷。
関家へ電話。
受信 小川利夫
八月二十九日（水） 曇 暑
午後、マーケットまで。
原稿。
社会思想社、淸水書院へ電話。
八月三十日（木） 晴 暑
午後、ピーコックで買物。
「マルクスのことば」着。
外科へ。糸をぬく。三針。
大洋一−〇ヤクルト。大洋、五位になる。
第一診療所へ電話。
受信 竹石朋？美
八月三十一日（金） 晴 暑
午後、郵便局、花壇。
巨人六−五阪神。巨人首位。
九月一日（土） 晴 暑
「パスカル」着。
くすり着。
午後、ソフィアへ。
東海、授業開始。十一日まで。
九月二日（日） 晴 暑
午後、五時、クローバーへ。相沢、玉置と会う。関家來らず。萩書房、おおむね承諾。
巨人、阪神に三連勝。昨夜、よくねむれず。
九月三日（月） 曇 暑
「日本及日本人」着。
午後、花壇。さんとくで買物。
能智さん、紘一郎から電話。
診療所の外科、耳鼻科へ。
九月四日（火） 曇、雨 暑
午後、花壇まで。
関家君から電話。
受信 日本及日本人
発信 日本及日本人
九月五日（水） 雨 冷
午後、ソフィアまで。
浅輪君へ電話。
東海、休講。
大洋二−〇阪神。大洋強し。
九月六日（木） 曇 暑
午後、ソフィアまで。
陽子から電話。
戸田へ電話。十四日、淸水行。
中里へ電話。明日会う。
眼科。受付終り。
原稿。
九月七日（金） 曇 暑
午後六時「ながい」で中里、後藤に会う。出版の件。「杋」へ行く。
九月八日（土） 曇 暑
午後、花壇まで。買物。
大洋二−一巨人。
自衛隊違憲の判決。
九月九日（日） 晴 暑
原稿。
雜用。
関家君から電話。
大相撲開幕。
九月十日（月） 晴 暑
午後、社大。ゼミ。八名。のち、関家君と会う。
紘一郎來る。
九月十一日（火） 晴 暑
午後、花壇まで。
陽子から電話。
原稿。
受信 玉井敬之
九月十二日（水） 晴 暑
午後、眼科。白内障ストップ。
発信 玉井敬之
九月十三日（木） 曇 暑
午後、荻窪の診療所へ。
関家君から電話。
九月十四日（金） 晴 冷
午後、淸水へ。戸田書店へ。戸田、毎日新聞社員とともに夕食。玉川へ泊る。
九月十五日（土） 晴 冷
午前、玉川を出る。戸田書店へよる。靜岡から「こだま」に乘る。午後四時、帰宅。
九月十六日（日） 晴 冷
雜用。
原稿。
九月十七日（月） 曇 冷
午後、社大。関家君に会う。
九月十八日（火） 曇 冷
午後、美大。雜談。都議？選からルネサンスまで。
九月十九日（水） 晴 暑
午後、花壇まで。買物。
九月二十日（木） 晴 冷
午後、理想社へ。関家君の原稿の件。
関家君へ電話。
九月二十一日（金） 曇 暑
午後、ひるね。花壇まで。
日本、北ヴェトナム国交回復。
九月二十二日（土） 雨 寒
一日中家にいる。
原稿。
受信 美大 井上重信 社大
九月二十三日（日） 晴 暑
午後、買物。
紘一郎、豊田へ転居。
輪島、全勝優勝。
九月二十四日（月） 晴 暑
午後、マーケットまで。
九月二十五日（火） 晴 暑
午後、美大。イギリスの唯物論。來週はベーコン。与謝野晶子等。
九月二十六日（水） 晴 暑
昨夜ねむれず。一日中家にいる。
能智さんへ電話。
受信 関家新助
九月二十七日（木） 晴 暑
午後、銀行、ソフィア。
須田、和郎、関家から電話。
井上へ電話。京都行の件。
原稿。
九月二十八日（金） 晴 暑
午後、花壇まで。買物。
吉井から電話。関家へ電話。
原稿。ショーペンハウアー等。
藥着。
九月二十九日（土） 曇 暑
午後、花壇へ。買物。「さんま」を買う。
九月三十日（日） 雨 寒
一日中家にいる。
原稿。
関家から電話。
和郎から電話。
陽子へ電話。
六大学野球、東大、慶大を連破。
十月一日（月） 晴 暑
井上（京都）から電話。
午後五時、ながいへ。関家等と大信州へ。
受信 小林利裕
十月二日（火） 晴 暑
午後、美大。おくれる。ベーコン。佐藤春夫、上田敏。
関家から電話。
体重五三キロ。
十月三日（水） 晴 暑
東海、三ヵ月ぶり。雜談。イプセンの前まで。四時限は合併。
原宿で関家君に会う。
井上君へ電話。
受信 後藤靜雄
十月四日（木） 曇 暑
鶴川局から関家君の原稿着。
関家君から電話。
原稿。
受信 森岡弘道
十月五日（金） 小雨 寒
午後、東海。一部（３時限）雜談。二部も雜談。
紘一郎へ電話。
和郎から電話。
十月六日（土） 曇 冷
巨人四−一〇広島。中日〇−三阪神。巨人、阪神、ゲーム差〇．五。
原稿。
十月七日（日） 曇 冷
夕方、延世といっしょに木曾団地へ行って天プラをたべる。
テルオカ君から電話。
原稿終了。荷造りをする。
十月八日（月） 曇 寒
午後、郵便局。「現代人間論」を送る。書留、速達、五五〇円。
社大、ゼミ。鴎外伝。
急に寒くなった。
十月九日（火） 晴 冷
午後、美大。ホッブス、ルリー、モンテーニュ。雜談。
十月十日（水） 晴 暖
巨人五−六阪神。一厘差で阪神首位。
十月十一日（木） 晴 冷
巨人一〇−一〇阪神。引分け。
井上から電話。関家から電話。
東海へ電話。金曜は四時限。
日ソ共同声明発表。
十月十二日（金） 晴 暖
東海、四時限、B。「現代人間論」八九ページまで。
二部、ベーコン伝まで。
十月十三日（土） 曇 暖
午後、荻窪の診療所へ。
十月十四日（日） 曇 暖
紘一郎來る。
午後、買物。
昨夜から今日にかけてよくねむる。
十月十五日（月） 曇 暖
午後、社大。ゼミ、「雁」について。
十月十六日（火） 晴 暖
午後、美大。モンテーニュ、デカルト。五三ページの半ばまで。
十月十七日（水） 雨 寒
午後、東海、C、合併。八十九ページまで。パスカル。
関家君へ電話。
受信 玉井敬之
十月十八日（木） 晴 暖
午後、太陽銀行、郵便局。町田へ。市役所、税金。
十月十九日（金） 晴 暖
午後、東海、B。九四ページ二行目まで。
二部、ベーコン。
十月二十日（土） 晴 暖
中日四−二阪神。
夕方、買物。
十月二十一日（日） 雨 寒
夕方、ソフィアまで。
十月二十二日（月） 晴 暖
巨人九−〇阪神。巨人優勝。
午後、社大。「安井夫人」、つぎは「半日」「蛇」。
関家へ電話。
十月二十三日（火） 晴 暖
午後、美大。デカルト終り。ミラーの詩をよむ。美大、芸術祭二週間。
十月二十四日（水） 晴 暖
午後、東海、C、合併。九四ページ二行目まで。
岡谷君へ電話。
三十一日の京都行の切符を買う。
南海二−一阪急。パリーグ優勝。
受信 泉谷周二郎
十月二十五日（木） 晴 暖
午後、ひるね。のち、買物。
井上へ電話。京都行の件。
十月二十六日（金） 曇 冷
午後、東海、B。「矛盾と分身」終り。二部、ホッブス、ルソー。
十月二十七日（土） 曇 冷
午後、荻窪の診療所。
南海四−三巨人。日本シリーズ。
大阪行の帰りの指定券を買う。
「半１」をよむ。
発信 哲学会 清陵同窓会
十月二十八日（日） 小雨 冷
ラジオで野球をきく。巨人三−二南海。
夕方、町田へ行く。延世といっしょに洋服屋へ行って背広を買う。
「蛇」をよむ。
受信 井上重信
十月二十九日（月） 晴 暖
午後、社大、ゼミ。「半日」「蛇」。
関家君に会う。「日本の思想」のプラン。
十月三十日（火） 晴 冷
午後、団地の診療所。町田へ。買物。背広を買って帰る。
明日の京都行の用意。
五日、社大休講。
今日から八日休み。
十月三十一日（水） 曇 暖
午後、小田原からこだまで京都へ。井上君來る。遊らんバスで京都見物。ぎおん、島原。
三吉野へ泊る。
新調の背広を着る。
十一月一日（木） 曇 暖
ひる頃法律文化社へ行く。晝食。井上君と歌舞練場へ行く。鴨川をどりをみる。北山へかえる。森田君來る。しゃぶしゃぶをたべる。三吉野へ帰る。
十一月二日（金） 曇 暖
森田君來る。
午後四時半、榊原さんの所へ。文学論をする。？る。
十一月三日（土） 曇 寒
午後の「こだま」で小田原まで。午後八時半帰宅。
林省吾今日死去。
十一月四日（日） 晴 暖
今日納棺。延世行く。
和幸等來る。
午後、花壇、ソフィアへ行く。
昨日から今日にかけてよくねむる。旅の疲れ。
十一月五日（月） 晴 暖
花壇まで行く。
社大、休講。
省吾・本通夜
小金井へ延世と行く
十一月六日（火） 晴 暖
ソフィアまで行く。
フラフラして食欲がなく、
省吾氏の葬式に出られず家にいる。
十一月七日（水） 晴 暖
和幸等來る。座布団を持って。
東海、休講。
受信 暉埈凌三
十一月八日（木） 晴 寒
昨夜ねむれず。調子悪し。
ソフィアへ行く。
能智さんへ電話。
相沢へ電話。
十一月九日（金） 晴、雨 暖
昨夜ねむれず。調子悪し。
一日中ラジオをきく。
東海、休講。
延世、増林寺へ行く。
夜、雜用をする。
十一月十日（土） 雨 冷
記録的な大雨。
東大哲学会、行かず。
夕方、祐二郎來る。
「興津与五右衛門の遺言」をよむ。
関家君へ電話。
受信 社会思想社
十一月十一日（日） 晴 暖
午後、マーケットでかいもの。
延世、名古屋へ。
大相撲九州場所始まる。
十一月十二日（月） 晴 寒
冬型気圧配置。
午後、銀行。さしみを買う。
社大、休む。
十一月十三日（火） 曇 寒
藥着。ひる、ねむる。
美大、休む。
発信 関家新助
十一月十四日（水） 晴 寒
東海、休講。
関家君へ速達。
午後、マーケットで買物。
昨日から今日にかけてよくねむる。ようやく我にかえる。一週間は苦しかった。
吉治氏へ電話。
十一月十五日（木） 晴 寒
一日中家にいる。不眠の反動でよくねむる。
十一月十六日（金） 晴 暖
東海、休講。
午後、マーケットまで。
祐二郎來る。
発信 哲学会
十一月十七日（土） 晴 寒
午後、理想社へ。年賀状の印刷。
十一月十八日（日） 晴 寒
木曾団地の天ぷら屋へ行く。
夜、紘一郎來る。
十一月十九日（月） 晴 寒
社大、休み（実習）。
午後、学士会舘へ。山高同窓会。
十一月二十日（火） 晴 寒
午後、美大。パスカル。來週、続き。久しぶりの講義。
関家君へ電話。
十一月二十一日（水） 晴 寒
午後、東海、C、合併。「矛盾と分身」終り。
十一月二十二日（木） 晴 寒
午後、マーケットまで。
井上（京都）へ電話。
ようやく心身ともによくなった。
十一月二十三日（金） 晴 寒
午後、マーケットまで。買物。
関家君へ電話。忘年会のこと。
愛知蔵相急病死。六六。
十一月二十四日（土） 晴 寒
午後、荻窪の診療所へ。
紘一郎來る。
「パンセ」（現代教養文庫）を買う。
十一月二十五日（日） 晴 寒
強風寒し。
紘一郎といっしょに豊田の家へ行く。
輪島、十二勝で優勝。
田中改造内閣成立。
十一月二十六日（月） 晴 寒
社大、実習のため休み。
午後、マーケットまで。
十一月二十七日（火） 晴 寒
美大。パスカル。「安井夫人」の話。
十一月二十八日（水） 晴 寒
午後、東海、C、合併。鴎外伝、一三ページまで。
十一月二十九日（木） 晴 寒
午後、銀行、ソフィア、散髪。
熊本、太陽デパートの火事。
十一月三十日（金） 晴 寒
午後、東海、B。
二部、五二ページ、終りから六行目まで。
十二月一日（土） 晴 寒
午後、花壇。東海相模高校の件。買物。
関家へ電話。忘年会の件。小林へ電話。
十二月二日（日） 曇 寒
午後、マーケットまで。
明日の用意。
社大の学生から電話。
十二月三日（月） 晴 寒
午後、社大。「興津弥五右衛門の遺書」について。
美大から電話。
十二月四日（火） 晴 寒
国電ストのため美大休講。
国会討論をきく。
中里へ電話。
陽子へ電話。
午後、名店街。買物。
十二月五日（水） 晴 寒
午後、東海、C、合併。鴎外伝後半。
十二月六日（木） 晴 寒
一日中家にいる。休養。午後、よくねむる。
井上（京都）、福村出版へ電話。
夜、関家、相沢へ電話。
阿部（読売）から電話。
十二月七日（金） 晴 寒
午後、東海、一部、鴎外伝終り。
二部、デカルト終り。
マロニエで玉置さんに会う。
家へ帰って、吐く。インフルエンザ。
十二月八日（土） 晴 寒
インフルエンザ。夕方から少しよろし。延世、荻窪へ行って藥を貰ってくる。
能智さん、関家君から電話。
小松グループの忘年会欠席。
昨夜よくねむれず。
十二月九日（日） 晴 寒
昨夜、割合によくねむる。今日はよろし。一日中家にいる。
関家君へ電話。かれもインフルエンザ。
発信 淸水書院
十二月十日（月） 晴 寒
社大、休講。
山高クラス会、欠席。
十二月十一日（火） 晴 寒
午後、郵便局。花壇。久しぶりに外出。
井上（京都）へ電話。
関家君からお歳暮。
十二月十二日（水） 曇 寒
午後、マーケットへ。買物。
東海、休講。
美大へ試験問題を送る。
発信 陽子 関家新助
十二月十三日（木） 晴 寒
久しぶりで町田へ行く。市役所、大丸、二見。
十二月十四日（金） 晴 寒
午後、ソフィアまで。
東海、ついでに休講。
十二月十五日（土） 曇 寒
カラカラ天気二八日。新記録。
午後、花壇まで。
十二月十六日（日） 晴 寒
一日中家にいる。「阿部一族」をよむ。
十二月十七日（月） 晴 寒
午後、社大。「阿部一族」について。のち、喫茶店へよって雜談。
十二月十八日（火） 晴 寒
午後、銀行、花壇、ソフィア、さんとく、かたの、テラザキ。
コーンフォース、來年二月、第４刷、一.五〇〇部。
受信 理論社
十二月十九日（水） 晴 寒
午後、東海、C、合併。一〇五ページまで。ショーペンハウアー、パスカル。
百枝へ電話。啓ちゃんのこと。
これで今年の授業は終り。
○→今年はあまりいい年ではなかった。
「現代人間論」の校正九八ページまでくる。
受信 樺俊雄
十二月二十日（木） 晴 寒
午後、花壇等。
十二月二十一日（金） 曇 寒
午後、マーケットまで。
父省吾の七・七忌のぶよ出席
根岸の笹の雪で会食。
須田さんからウイスキーを頂く。
木曽団地のそばやで酒をのみ、
帰りに転んでまといずしの扉を割る。
すしやの車で家に運ばれ寝てだまっていた。
夜すしやから電話がありのぶよにばれる
十二月二十二日（土） 晴 寒
午後、診療所へ。
校正をみる。
血圧、一四〇−八〇。
十二月二十三日（日） 晴 寒
一日中家にいる。
校正をみる。
体重、五三キロ。
十二月二十四日（月） 晴 寒
今日は一番寒い。
午後、花壇。買物。
淸水書院へ電話。
中里へ電話。
十二月二十五日（火） 晴 寒
一日中家にいる。
十二月二十六日（水） 晴 寒
一日中家にいる。
関家君から電話。
十二月二十七日（木） 晴 寒
午後、花壇まで。買物。
十二月二十八日（金） 晴 寒
午後、「ながい」へ後藤君に会う。大信州へ行く。
中里さんと会食。帰宅がおそくなる。下痢。
受信 日文協
十二月二十九日（土） 晴 寒
一日中家にいる。
校正をみる。
吉井、中里から電話。
十二月三十日（日） 晴 寒
花壇まで。買物。
十二月三十一日（月） 晴 寒
午後、理想社。年賀状をうけとる。
紘、啓、祐來る。
年末所感
五月六月十二月と度々食慾がなくなり下痢をしたりフラフラしたり。
五月 流感
八月 駅で転んでケガをする
十一月 省吾の死も影響したのか不眠 下痢
十二月 十二月七日呕吐。 十九日の日記に、「よい年でなかった」とあり
（延世さんの手記）